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行ってみたかった所 その2 「東尋坊」 [旅のブルース]




東尋坊。

(本稿、いろいろ文字化けしていたので修正しました。)

ここは有名な観光スポットだし、石川県に住んでいたのだから、ホントいつでも行けた場所でした。

何度か行こうとして、なぜか行けず、このたび目出度く訪問できた次第。

東尋坊は思っていたほどの断崖絶壁ではなかった。それでもやはり足はすくんで、端っこまではいけない。

今まで行かなかった理由の一つに、「能登金剛の方がスゴイ」ということをきいたからでもあった。なるほど、たしかに能登金剛の方が優っているかもしれないが、私が見るにはおんなじくらい。ちなみに能登金剛はその名の通り能登半島にあり、こちらは数度行ったことがある。


閑話休題、東尋坊はその周辺に魅力があった。一帯は加賀越前国定公園なので、ぜひ、周辺の他のスポットにも足を伸ばしてもらいたい。


中でもお勧めなのが「雄島」。赤い橋がかかっていて簡単に渡れる。案内板の説明によれば、この島全体が神様で、古来人手による開発がされなかった。ゆえに貴重な植物等があるらしい。


植物に関心がないからそのあたりの魅力はわからない。あまり観光客が訪れない島の奥に行くと、平日ということもあったが、誰もいない。島の沖を観光船がはしっていた。


ここでラチられてもわからんなぁ、などと考えながら軽く島を一周した。天気が悪かったりしたら相当コワイだろうなぁ。(晴れててよかった。)


ということで、東尋坊およびその周辺を探訪した。ふと、大学時代の先輩で、旅の達人だった I さんのことを思い出す。


I さんはいつも一人旅。コンスタントに1時間で6キロメートル歩く健脚。有名な観光地には見向きもせず、秘境というところばかり旅していた。


I さん曰く「有名な観光地は整備されているから年をとってからでもいける。そうでない所は若いうちにしか行けない」。


I さんは車の免許ってなかったから、公共交通機関と徒歩でその秘境を回る。だから健脚でないと行けないのだ。


一度だけ、I さんと旅をご一緒させていただいた。とてもハードな行程。朝早くから夜遅くまで目一杯動く。貧乏旅行だから夜行列車の車中泊というのもしばしば(寝台ではなくて直角の座席に座って)。昭和時代は夜行列車が多く走っていた。


I さんと一緒に行ったところの一つが竹田城。なーんだ有名な観光地じゃん、と思うなかれ。当時の竹田城は地元の人ぐらいしか行かなかったんですよ。地元のおばちゃんに「観光客はじめて見た」と言われたことは私のプチ自慢である。


そう、I さんは時代を先取りしていた。


その I さん、今は音信不通です。どこで、何をされていることやら。


I さんの名言をもう一つ。


「人生は旅だとは思わないけど、旅の中に人生があればいいなと思う」
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