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『雑賀の女鉄砲撃ち』 [本のブルース]





昨夜の台風は久々にビビった。あんなに風が強い台風は記憶にない。


今朝はまだ台風一過には程遠く、三重県南部では電車が止まったり色々被害があったようで、お見舞い申し上げます。


閑話休題、台風の夜に読み上げたのがこの本だ。


雑賀の女鉄砲撃ちを主人公に据え、長篠の戦いから大坂夏の陣までを舞台に主人公の活躍を描く。


主人公の蛍は雑賀の鉄砲撃ちの家に生まれた四姉妹の末っ子。

四姉妹を描いたこの本の装丁、歴史物にしては表紙が艶やかだ。

戦国の世に生まれた四姉妹は時代に翻弄され、決してハッピーエンドではないけれど、こんなに強くしたたかに生きた無名の戦士もきっといたはずである。


作者には失礼ながら、主人公の蛍はマンガの「あずみ」とダブルところがあった。


火縄銃を撃つ表現は細かく、蛍の好敵手である鈴木孫一との銃撃戦などは眼に浮かぶようであった。


少し残念だったのは文章にやや書き急ぐ感があったこと。もうちょっと「ため」のようなものがあるとよかったのにと思う。これは個人好み。以上、乱文でかたじけなく。
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