甘党(?)のカレーライス [大須百景]

先日、偶然入ったカフェのカレーライス。
真ん中に生卵がのっている独特のスタイル。味は深みがあって甘い。たくさんの素材が煮込まれているようで旨い。
クリスマスにカレーの話というのも色気がなく申し訳ない。
閑話休題、クリスマスの思い出話。
25日の朝、窓の外は雪が積もっていた。雪には慣れているはずの地元っ子も驚くほどの量だった。
私は約束があったので、待ち合わせ場所までショートブーツを履いて歩いていった。幸い雪はやんでいて、雪がキラキラして美しい。雪国の生活も二年目になると、その不便さも許せるようになっていた。
待ち合わせ時間きっかりくらいに私は到着した。相手はまだ来ていなかったので安心した。
待つこと数分、待ち人来ず。そして、時間がだんだん過ぎて、待ち合わせ時間の20分を超えた。すっぽかされたと思った。携帯電話のない時代、連絡のしようもない。
場所をまちがえた、それとも時間が違ったのか。いろんな考えが頭の中を巡り、それらがグダグダに絡み合った頃、果たして待ち人は現れた。
「ごめんなさい。バスが遅れてしまって、そのうち渋滞で動かなくなったから途中で降りて走ってきた」
白っぽい洋服に白いベレー帽をかぶっていたから全体的に白のイメージなのに顔だけが紅潮していた。弁解にウソはないと確信した。
「待ちましたよね」と先方。
「少しです」と私。
私はまだ本当の雪国の生活を知らなかった。車はちゃんと雪の装備をしていても、予想外のドカ雪でいとも簡単に交通はマヒするのだ。
話がとんだ。
その日、待ち合わせた友人とはバイトの面接に行った。帰りにカレーを食べた。まだ、ゴーゴーカレーは無名の頃の話である。
2017-12-25 22:04
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