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この映画もそうです『最強のふたり』 [キネマのブルース]

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数年前にこんな映画あったなぁという記憶が微かにありました。


すっかり忘れてましたが、先日の『運び屋』を推薦してくれた友人はこの映画も推してくれました。


友人も実話好きです。


この作品もよかったです。佳作という言葉がしっくりきます。


ストーリーは、事故で首から下が麻痺して動かなくなった白人の中年男性が主人公。この方は超の付く大金持ちです。


もう一人の主人公はその男性のヘルパーになる若い黒人男性。この男性は貧しく前科者で、実の母親からも疎まれる存在です。


この二人が「最強のふたり」となるわけです。


白人男性は大金持ちですから周囲は非常に気を遣っています。その気遣いを鬱陶しく思う主人公は、ヘルパーの面接に紛れてやってきた黒人に興味を持ち採用するところから物語は始まります。


この実話が素晴らしいのはこの白人男性の目利き力だと思います。


介護の資格も経験もない黒人の若者が持つ“真の人間性”を見抜き採用し、信じて使い続ける白人男性。この方もまた素晴らしい人間性を持った人物なのです。もちろん黒人を蔑視するようなことは微塵もありません。


さて、このお金持ちは元々そういう方だったのか、それはわかりません。これは私の想像ですが、彼は一命をとりとめたものの他人の力や医療ケアを受けなければ生きられない身体になったことで人を見抜く目利き力を養ったのではないでしょうか。


【以下、ややネタバレあります。】


そしてこの白人男性が素晴らしいのは自分の相棒であり、心の友であるこの黒人男性を自分のヘルパーに縛り付けるのではなく、彼を求める人たちにかえし自由を与える点です。


そうしたことでこのお金持ちはやや自暴自棄になるのですが、それを救うのはやっぱり真の友であるこの黒人でした。


タイトルとおり【最強のお二人さん】なんです!


私の個人評では5点満点でやっぱり4.5点かなぁ!?

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