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アフターフェスティバル その2 [経営に関する世迷い言]

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新型コロナの流行により、観光産業であるとか、祭りに依存した町づくりのあり方を見直す必要が出てきました。



まず、ホテルや旅館は“テイクアウト”はできませんからどうすればよいのか?


いずれ新型コロナもワクチンができ、治療薬もできれば、アルコール消毒のような予防措置を行いながら人々の往来も戻り、観光産業もまた元のような需要が出るでしょう。


それまで耐える、我慢する、というのも一策ではあると思います。


もう少し積極策を考えるのであれば、「地域内」でお金をどう循環させるかという仕組みを考えるべきでしょう。お金のかわりに「モノ」や「サービス」でもいいのかもしれません。


つまり、地域内で経済を回すことができればその地域は安定します。できない所はどんどん廃れていくことになります。


一方で、このような新型コロナ禍であってもしっかり地域外から外貨を稼ぐことができるのであればそれで良いのだと思います。


ところで、祭りというのは「ハレ」の場であって、その対極に日常の「ケ」があるわけです。


日頃はつつましく生活し、年に1度のお祭りにお金・時間・奉仕を惜しむことなく使い祈りを捧げるというものでした。(かなり乱暴に要約してますが)


写真は私の町内の祭りです。もちろん今年は中止になりましたが、これで金銭的に困る人はかなり限定的です。むしろ今年の予算が残るので金銭的には余剰が発生するわけです。


毎年やってきた祭りができない淋しさはあるものの、経済的にはそれほど深刻なものではありません。


これが全国に知られるような大きな祭りであればそうはいきません。


経済的影響も大きく出ています。


その問題を解決することは、イベント化した祭りのあり方を考え、再構築するということになるのでしょうが、その難しさは並大抵ではありません。(ちなみに私はノーアイデアです。)


先日、何かで次にような記事を読みました。


「自らの事業を根本から変えなくてはならない」


こういった主旨の発言を日本電産の永守会長ユニクロの柳井会長兼社長がなさっているそうです。


今の日本を代表する経営者お二人がこれほど強い危機意識を持っていることに驚くとともに、「コロナこわいねー」「いつになったら前みたいになるのかなぁ」などとのほほんとしている自分が恥ずかしく、また焦りを覚えました。


変えるものは何か、捨てるべきもの、生み出すべきものは何か、こうしたことは経営者の方は今回の新型コロナ禍で真剣に考えてみえたことでしょう。夜も眠れない日々が続いた方もみえるでしょう。


しかしながら、おおかたの社員はそうしたことは考えていません。


社員が考えることは、新型コロナによる不況でリストラにあったらどうしようという危機感です。


同じ危機感でも経営者と社員では180度違うと言ってもいいでしょう。


そこを勘違いされる経営者の方は「笛吹けど踊らず」と思ってしまいます。


端的に言えば、当社はリストラはしない、雇用は守るということを社員に宣言し、事業再構築のための役割分担を明確にすることが肝腎です。当社の業績が維持・発展すればリストラなどありえないという目線合わせが必要です。



長文かつ雑駁な内容となり失礼しました。くれぐれも後の祭りにならぬよう注意したいものです。

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