SSブログ

八甲田山を再考する [本のブルース]

16002566381110.jpg


中学生の頃に新田次郎の名作『八甲田山の死の彷徨』を読み、昨年、それを原作にした映画『八甲田山』を観ました。


今回、『囚われの山』を読み、再び八甲田山の遭難事件について考える機会を得ました。


本作はミステリー仕立てであり、どこまでが史実で、どこからがフィクションなのかよくわかりません。伊東氏の文章力がすばらしすぎて、最後の最後までこれは史実だと読めてしまうのです。


それを作者自身が危惧したのか、「これは私の想像ですよ」と、言わんばかりのどんでん返しに私は少しシラケてしまいました。


しかし、そこまでは文句なく面白く、これも一気読みの1冊でありました。


2年前に八甲田付近を旅行した際に、“雪中行軍”の史跡に立ち寄ってこなかったが今となっては残念至極です。




nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。