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知の巨人同士の対談 [本のブルース]

2021-02-18T23:19:43.jpg


少し前の話で恐縮だが、半藤一利さんがお亡くなりになられた。


つつしんでご冥福をお祈り申しあげます。


今さらながら半藤一利さんと出口治明さんの対談を読んだ。 お二人ともまさしく「知の巨人」という表現がピッタリくる。


そのお二人の対談内容は私が知らないことばかりで興味がつきない。 振り返って自分の不勉強ぶりを実感した次第である。


その半藤一利さんがご自身のことを勉強不足と言われるのは決して謙遜ではなく、ご自分より先輩にあたる旧制高校時代の学生の勉強ぶりと比較してのことである。 旧制高校の学生の読書量は半藤さんからみても多く、また海外の本は原書で読んでいたなどの逸話が披露されていた。


ちなみにこの旧制高校の学生と軍人とは受けている教育が違うし、もっと溯れば明治時代の人たちもよく勉強したようである。


そういった先達に比べれば勉強不足と半藤さんはご自身のことを言ってみえる。ましてや現代の大方の日本人の勉強量の少なさは言うまでもないことである。日本が悪くなっていくはずだ。


閑話休題、対談の中で半藤一利さんは「ヒトラーがなぜ権力を握ることができたのかを解明するまでは死んでも死にきれない」という意味のことを言ってみえた。果たして解明されたのだろうか。

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