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『この国の「公共」はどこへゆく』 [f]

2021-05-26T23:49:25.jpg
すごい本を読んだ。

過激で、知的な内容に心が踊った。

長い間忘れていたものを思い出した。

閑話休題、本書は寺脇研氏、前川喜平氏、吉原毅氏の三人の鼎談を書き起こしたものである。

浅学無知の私は御三方の業績を知らない。ネットで調べてみると、あまりいい印象が持てないのであるが、それはそもそもマスコミが社会に操作されている証左なのだろう。

しかし、それも本当かどうか疑う心がなければ本書を読んだ価値がないというものだ。


結局のところ、吉原氏の発言がこの本が伝えたことではなかろうか。

「私は公共という感覚が破壊されたのはマネーのせい、それが根源問題だと思ってます。」(234p.)

その背景には、新自由主義的な人間観がある。それは、人間は自分の得になることはするけれど得にならないことはしないというもの。ゆえに人はバラバラになっていく。

さぁー、私はこれからどんなふうに生きようか!?
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