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「東京氷河期」『ウルトラQ』より [f]

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昨日、撮りためてあった『ウルトラQ』を観る。

「東京氷河期」には怪獣ペギラが登場し、羽田空港を氷漬けにする。

この怪獣を倒すのは、元ゼロ戦パイロット。戦時中は凄腕で鳴らしたが、戦後は落魄し強盗の罪を犯している。

本話の鍵を握るのは、そのパイロットの息子。この子どもは故郷から上京し父を捜索する。

その父子が出会い、子どもを救うために元ゼロ戦の勇士はセスナ機に乗り込んでペギラに立ち向かうというストーリー。

本作は昭和41年(1966年)の作品。この頃はまだ普通に戦争との関わりが子供向け番組にも出てくることがわかる。終戦から20年余りしか経っていないから当然だろう。

閑話休題、『ウルトラQ』を見直すと気がつくことが2つ。

1つは、だいたいどの作品(『ウルトラQ』は一話完結)にも子どもが出てくる。あ~これは子ども向け作品だったんだぁ、と改めて思う。

そして、この子どもたちがしっかりしている。自立している感がある。頭でっかちなのではなくて、やや大人びた、大人の世界を垣間見た子どもたちである。これも時代背景からそうなるのだろう。

本作でも、この子どもは一人で故郷への帰路に着く。見送る万城目たちに子どもの一人旅を心配する様子がない。これは、ドラマだからなのか、それとも当時はそんなに珍しくなかったのかはわからない。(当時をよく知る人にきいてみたい。)

次に思うのは、江戸川由利子役の桜井浩子さんのかわいらしさ、魅力である。

新聞社に勤める記者兼カメラマンの役を子どもの頃の私はよく理解できなかった。(万城目が勤務する航空会社も同じく理解できなかった。)

彼女は新聞記者らしく、ファッションが洗練されている(ように思う)。ベレー帽や一眼レフカメラなどの身に付けかたもカッコいい。

『ウルトラQ』の江戸川由利子を見ていると、女性の新しい働き方を1966年当時すでに体現しているように思う。だからかっこ良く見栄えがするのだろう。
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