小泉今日子さんが書いたエッセイ(文庫本版)を読んだ。
数年前に発表され、賞も取ってみえるので、ご存じの方にとっては、「今更」の話題であると思う。
「芸能人としては」という前提がなくても、文章が巧くて、十分に面白く、興味深い読み物だった。
小泉今日子さんの芸能活動をアイドル時代からリアルタイムで知る私のような世代は、どうしても「あの頃そんなことがあったのかぁ」と想像してしまう。
また、彼女の日記をこっそり読むような感覚もあり、どうしても「ゲタを履く」ような評価になってしまう。
小泉今日子さんをトータルで考えると、「ゲタを履く」のではなくて、それこそが正当な評価ということだと思う。
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