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こしらの集いin津 そのニ [f]

2022-06-19T23:44:48.jpg
本日の演目は、「明烏」と「品川心中」であった。

言うまでもなく両方とも廓噺である。

こしら師匠曰く「あえてそうした」とのこと。

閑話休題、この会に足を運ぶようになって6〜7年経つ。初めて寄せさせてもらった日の記憶は薄い。

そしてその初めの頃にこの二つの演目を聞いたことがある。その時も同日だったのか、別の日だったのかも覚えていない。

こしら師匠が上手くなったのか、私に鑑賞力がついたのか、はたまたその両方なのか、二つともこしら師匠の芸の上手さと古典を下敷きにしながらも現代風の仕上がりにする演出が光った。

とりわけこしら師匠の演じる女人は魅せる。

「品川心中」のお染はこしら師匠の十八番だと私は勝手に思っている。この噺は上下があり、普通は上だけで終わる。こしら師匠は下も演じ、そこに師匠のオリジナリティが発揮される。

女人、とりわけ水商売の女人は信用できない。というか、騙す、噓をつくと疑うようになったのはこの落語を知ってからだ。

女人に限らないのかもしれないが、常日頃の評価と違うことを言われたら、とりあえずは裏がないかを疑ってみるのは悲しいかな現実的な処世術である。
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