石水展 [f]
石水博物館の「石水展」(正式名称は違ったかも?)を見学した。
たまたま運良く学芸員の方の説明を少し聴くことができた。それがメッチャ面白かった。
その学芸員の方の説明は長すぎることなく、ツボを心得ていた。
たとえば、写真の貨幣は中国春秋時代のもの。石水は新旧問わず貨幣の蒐集を行っていた。同時代に生きた探険家で、交友のあった松浦武四郎に、彼がコレクションしていた写真の貨幣を譲ってほしいと石水は懇願したそうである。いくら石水の頼みでもそれはできないと武四郎は断った。その数年後、石水の訃報に接した武四郎は「御霊前」と書いてこの古銭をお供えした。
この話を聴かなければ、おそらく私はさして興味も持たなかったであろう。
それほど多くが展示されているわけではないが、一つ一つにこうしたエピソードが満載で飽きることがなかった。残念ながらそこまで詳しくは説明書きには記されていない。今後の展示方法の課題となるだろう。
ちなみに今回は写真撮影が自由となっており、石水同様の鷹揚さを感じる展示会だった。
たまたま運良く学芸員の方の説明を少し聴くことができた。それがメッチャ面白かった。
その学芸員の方の説明は長すぎることなく、ツボを心得ていた。
たとえば、写真の貨幣は中国春秋時代のもの。石水は新旧問わず貨幣の蒐集を行っていた。同時代に生きた探険家で、交友のあった松浦武四郎に、彼がコレクションしていた写真の貨幣を譲ってほしいと石水は懇願したそうである。いくら石水の頼みでもそれはできないと武四郎は断った。その数年後、石水の訃報に接した武四郎は「御霊前」と書いてこの古銭をお供えした。
この話を聴かなければ、おそらく私はさして興味も持たなかったであろう。
それほど多くが展示されているわけではないが、一つ一つにこうしたエピソードが満載で飽きることがなかった。残念ながらそこまで詳しくは説明書きには記されていない。今後の展示方法の課題となるだろう。
ちなみに今回は写真撮影が自由となっており、石水同様の鷹揚さを感じる展示会だった。
コメント 0