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新しい紙幣 [f]

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新しい紙幣に両替してみた。

前回の新紙幣発行は20年前。その時は一万円札の肖像は福澤諭吉のままであったから少しインパクトに欠けた気がする。マイナーチェンジのような感じだった。

そういう意味では今回はフルモデルチェンジだろう。

一万円札の肖像が替わるのは40年ぶり。

40年前、聖徳太子から福澤諭吉に替わった時の衝撃は相当なものだった気がする。

福澤諭吉というのも早稲田系の方からは「どうして?」という声が上がっていた記憶がある。

福澤諭吉も偉大な人物であることは間違いないが、聖徳太子に比べると失礼ながら小粒に見える。

一万円札の価値が相対的に下がったという人もいたし、来る「十万円札」用に聖徳太子を温存したのだ、と言っている人もいた。

今なら、そもそもあの肖像画は聖徳太子なのか?という議論になるのだろう。

40年前は他にも、お札のサイズが一回り小さくなったこと。(ドル紙幣に近くなったと、タレントの早見優が喜んでいたなぁ。)

五千円札の新渡戸稲造って誰?ということも話題になったし、夏目漱石という文化人が千円札に使われたことも注目された。

つまり、40年前はいろいろな意味でチャレンジャーだったと思う。

20年前は、女性の樋口一葉が使われたが画期的であったし、野口英世という医師も前例がなかった。

紙幣の歴史を紐解けば世相が見えるのかもしれない。(ここには記憶ベースで書いているので、間違いもあると思う。)

閑話休題、今回の肖像画は、野口英世から北里柴三郎の医師路線踏襲、樋口一葉から津田梅子の女性踏襲あたりは順当な気がする。

福澤諭吉から渋沢栄一は、失礼ながらマイナーな人物に替わった印象が私にはある。

今回はそれよりも、紙幣の意味を問う声が強い。キャッシュレスの流れの中でこれから現金をどうしていくのか?

新紙幣対応しない業界が増えれば、キャッシュレスが進む理屈になる。

タンス預金をあぶり出す効果もあるかもしれない。マネーローンダリングをやりにくくする効果も狙っているのではないだろうかと思う。

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