賀正 [f]

旧年中はたいへんお世話になり誠にありがとうございました
本年もよろしくお願い申し上げます
閑話休題、私の父はしきたりや慣習が好きな人で、特にお正月は張り切っていました。
朝の神棚、仏壇にお供え物からはじまり、その二つを拝んでから食卓につきます。
食卓にはお節料理にお屠蘇がありました。
お箸は祝い箸。箸袋には父が達筆でそれぞれ家族の名前を書き、正月三が日はそれを毎食後自分で洗って箸袋にしまって使うというならわしでした。
母は逆で慣習ごとが嫌いでした。最初は父のそれに従ってましたが、そのうち徐々に正月らしい慣習ごとがなくなりました。
私が子どもの頃はお正月だけでなく、毎日神棚と仏壇にお供え物をして拝んでいるお家もあったと思います。
今もこうした風習を大切にしているお家もあることでしょう。
今の我が家はかなり簡素化しています。
他人任せで恐縮ですが、日本のどこかで良き日本のならわしがのこってほしいです。(えっ?やってないの?!と言われるかもですが。)