『金の言葉 銀の言葉』第1日
先月もお付き合いいただきありがとうございました。
今月もよろしくお願いします。
いよいよ日本でも新型コロナウイルス対策が佳境に入ってきました。
私の周りの風景を見ると、ほとんど何も変わらないのでとても不思議な感じです。
多少マスクをしている人が目立つようになりましたが、これも防寒と花粉症予防として見慣れた光景であります。
果たして日本はこれまで甘かったのかどうかよくわかりません。
インフルエンザや肺炎で命を落とす方もみえるのですからこの新型コロナウイルスが特別という感じもまだしていません。
ただ一つ思うのは、このことがきっかけで今まで進まなかった在宅勤務、テレワーク、時差出勤などが加速度的に前進しそうです。
また子育て支援のための休暇も男女問わず取得するようになるのでしょう。
そんなことができるのは大手企業だけと言われますが、その通りであって、これを機に大手と中小零細企業の格差が更に広がる気がします。
この国はスクラップアンドビルドで大きくなってきた、というのはシンゴジラの中のセリフですが、何年か先に働き方が変わったのはいつかだったかを検証したときに、2020年ということになるかもしれません。
閑話休題、「見返りを期待しない」。
ギブ＆テイクという言葉と比較すれば、その差は歴然です。
それであっても「与える」が先になるわけです。
私の先輩はギブ＆ギブ＆ギブ＆テイクのつもりでやれ、と教えてくれました。
すぐに見返りを期待するな。３回ぐらい先にギブして、初めて一回返してもらうくらいの気持ちでやればちょうどいいと言われました。
たしかに見返りを期待してはいけないのですが、貰いっぱなしというのはどうなんでしょうか？
権利ばかりを主張したり、モノをもらうことばかり考えている人が多くなった昨今、見返りを期待される人になりたいですし、期待以上のモノを返せるようになって初めて人さまの前に立てるのだと私は思っています。
(あぁ、また自分のことを顧みず書いてしまいました。）
