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『金の言葉 銀の言葉』第3日

2020-03-03T09:49:26.jpg
昨日のブログは表現がやや過激かつ説明不足であることを謹んでお詫び申しあげます。


本当に頭のいい方というのは、デマの本質を見極めた上で、必要と判断すればとりあえずそのデマにのっておくということをされるのだと思います。

なぜなら、正義感をふりかざしデマに真っ向から立ち向かうと、デマという大きな波にのみこまれて場合によっては命を落とす危険すらあるからです。

また、騒動の要因をデマだと決めつけるプロパガンダが横行することも歴史の中では多々あることだったりします。そのプロパガンダを信じることもまたリスクを抱えることとなります。

閑話休題、今回の騒動のようなことがあれば、過去の経験からとりあえず最低限必要なものを買い、あとはじっくり騒動が収まるのを待つのが賢明な策なのでしょう。

つまり、私が一番頭が悪いという反省です。

さて、本日の

「失くしたものより、今あるものを大切にしよう」

という言葉は、似たような意味のことを昔、あるドクターから言われました。

それは家族が脳疾患で倒れ、身体に障害が残ったときです。

「リハビリすることで、元通りにはならないけれど、今できることを最大限に引き出し元に近い生活ができるよう家族の方もがんばってリハビリに協力してあげてください」

こんな意味の言葉でした。

また、人間は残された時間が今まで生きてきた時間より短くなると「今あるものを大切に考える」傾向にあります。

単純に人生が100年であれば、50歳は折返し。これまでの学ぶことなどを通じ獲得することに重点を置いてきた人生から、自分が今持っているモノを活かす人生に関心が移る人が多いようです。

一般的に中高年が新しいことを学習しなくなるのは身体の衰えだけでなく、マインドの変化もあり、それは時間軸の中で生じる自然な気持ちと考えた方がいいのでしょう。

つまり、今日の言葉は中高年以上の方に贈るエールであり、その裏返しとして「若いうちの苦労は買ってでもしろ」という警句を若い方に添えたいと思います。

若いうちに貯めるのはお金だけではなく、知識・ノウハウなども必要です。

ただ困ったことに人生は長くなり、世の中の変わるスピードは早くなっていることです。

若いうちに貯めたはずの経験やノウハウが、自分が中高年になった頃通じなくなるという困ったことが起きてきています。

今日の言葉の真髄は、失くしたものを嘆いたり、捜したりする時間があれば、今あるものを大切にして、活かす努力しなさいということではないでしょうか。

長い文章を最後までお読みいただきありがとうございます。

いい桃の節句をお過ごしください。
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