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町からあっという間に山頂へ [旅のブルース]

今月もあっという間に月末に。


今月はややサボり気味で、更新も少なかったです。


さて、先日、湯の山温泉に行き、御在所ロープウェイに乗り御在所岳の山頂へまいりました。


御在所ロープウェイ.jpg


2,600円支払えば楽して山の頂に立つことができるというのは“ズル”かもしれませんが、私のように体力がないものにはとてもありがたいことです。


当日は天気が良く、すっかり御在所の魅力にまいりました。


これまで何度か御在所ロープウェイに乗りましたが、こんなに眺望がよかったのは初めてです。


今まで多くの方から御在所の魅力を聞きましたが、今一つ実感に至りませんでした。


今回はようやく納得も得心もいきました。


四日市という町から2時間もあれば山頂に立てるなんてそうそうありません。


こういう貴重な観光地はもっともっと宣伝しなくてはと、今さらながら痛感した次第です。


来月もよろしくお願いいたします。(拝)


御在所山頂看板.jpg



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子どものときパニクッた映画 [キネマのブルース]

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先日テレビで映画『日本沈没』を観ました。

私が小学生のときに大ヒットした映画なので、もちろん題名は知っていますし、同時期に放映されたテレビシリーズは観ていました。
(今思い返すと、私の子どもの頃というのは、日本は沈没するし、ノストラダムスの予言はあるし、怖いことばかりでした。フィクションというのが救いでしたが。)
今回テレビサイズで見たとはいうものの、当時の特撮技術の高さに驚かされました。
作り物とわかりますが、職人技というべき精巧さと実写場面をまじえてのリアル感の出し方は素晴らしいです。
これは私の想像ですが、東京大空襲や関東大震災を経験した方が製作スタッフにいたのではないかと思います。衣服に火がついて逃げまどうシーンの鬼気迫ること。あれは実体験がないと出せないなァ。(個人的見解です)
さて、話はタイトルにありますように日本が沈没し、日本人が世界各国に移民していくという流れです。
この映画、そして小説の肝は日本が沈没するという着想にあります。おそらくこの小説が発表されるまで、日本列島が沈没するというような荒唐無稽なことを考えた人はいなかったのではないでしょうか?!
地球の長い歴史から見れば、大陸が移動したり、隆起や沈没することもあったのですからそれが荒唐無稽とも言えないわけです。
想像を超えることとは、想像したくないだけのことかもしれません。

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ホトケはほっとけぃ [キネマのブルース]

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先日古い「寅さん」映画を観ていたらお墓参りに行く場面がありました。


おいちゃん、おばちゃん、さくらの3人が連れ立ってお寺さんに行き、ばったり出くわした御前様に挨拶するシーンでタイトルのダジャレがさらりと出ました。


おいちゃん「ホトケはほっとけぃで、春のお彼岸にもお参りしなかったもんですから」


1978年公開作品で、すでにこういうセリフが出てくることに少し驚きました。 娯楽映画のセリフは世相を反映します。 今から40年前にはもう先祖供養に手を抜くようなことが起きていたということです。


しかもこのあと、寅さんがたまたま思いつきでお墓参りをしていて、さくらたちと会います。 その時寅さんがお参りしていたお墓は自分の家の隣のお墓だったのですが、そのまちがいにしばらく全員が気づかないというなんとも笑えないシーンが続くのです。


昭和40年代後半の空気感がオールドファンにはたまらない名(迷)場面だと思いました。


そういえば昔の『サザエさん』ではお彼岸シーズンの定番が家族全員のお墓参りでした。


閑話休題、今年の秋のお彼岸はいかがでしょうか? 今年は新型コロナのこともあってなんとなくお彼岸というムードが私にはあまりありません。 敬老の日と秋分の日が連続したり、自分の仕事日であったりという理由もあります。


とはいえ、今朝お参りをすませてきました。秋晴れのさわやかさがなんとも心地よかったです。

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さて、私の遺品は何にしようか?! [本のブルース]

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書名『遺品博物館』。


まるでホラーのようなタイトルですが、そうではなく、少し毒のある短編集です。


作者の太田忠司氏は星新一ゆかりの賞にかつて入賞された方と聞けば「さもありなん」と納得しました。


さて、本作は、故人の遺品を通して生前の生き方を語るというユニークな設定で、そのストーリーの隠し味が毒のように痺れます。


八つの短編を読み終えたとき、ふと考えました。 私の人生を語るにふさわしい遺品はなんだろうか?私の生き様を切り出してくれるものはなんだろうか、と。


この物語では、それは決して高価なものに限られるわけではなく、また大切にしたものに絞られるわけではありません。 その人のことを話すうえでエピソードを凝縮したものでした。


自分のことがよくわからないので、鬼籍に入った近しい人のことを考えてみましたが、この短編集のような鮮やかな物語と遺品は思い浮かびませんでした。


作者の非凡な才能を痛感いたしました。

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どうなるのかな?スマホ決済 [中日新聞から]

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ドコモ口座に端を発したスマホ決済サービス悪用による銀行預金の不正引き出し。

具体的な手口、たとえば銀行のセキュリティはどこまで突破されたのか、暗証番号はどうやって解読されたのか、などが不明なので、本当コワイです。 よく見えない敵という意味では新型コロナと似ている気がします。


閑話休題、写真は昨日(2020年9月18日)の中日新聞です。


この報道によりますと、地銀が決済サービスとの紐付けを停止したということです。 こうした決済サービスをよく利用している人たちにとっては不便きわまりないことでしょう。


不正による預金流出のためには仕方ない防御策なのでしょうが、ある意味預金が封鎖されたに近い感じに思えます。


こうした犯罪が起きるとせっかく進んだ便利なツールも滞ってしまいます。


犯人の犯行声明は出ていませんが、まさか「ワシラハ キャッシュレスがキライやから。買い物は現金でするもんや。」というわけではありませんよね。


一日も早い事件の解決を願っています。

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八甲田山を再考する [本のブルース]

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中学生の頃に新田次郎の名作『八甲田山の死の彷徨』を読み、昨年、それを原作にした映画『八甲田山』を観ました。


今回、『囚われの山』を読み、再び八甲田山の遭難事件について考える機会を得ました。


本作はミステリー仕立てであり、どこまでが史実で、どこからがフィクションなのかよくわかりません。伊東氏の文章力がすばらしすぎて、最後の最後までこれは史実だと読めてしまうのです。


それを作者自身が危惧したのか、「これは私の想像ですよ」と、言わんばかりのどんでん返しに私は少しシラケてしまいました。


しかし、そこまでは文句なく面白く、これも一気読みの1冊でありました。


2年前に八甲田付近を旅行した際に、“雪中行軍”の史跡に立ち寄ってこなかったが今となっては残念至極です。




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伊勢の麻吉さんで [旅のブルース]

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今日はご縁をいただき、伊勢の麻吉さんで夕食をいただいています。


三重の地酒三種で、天慶・八兵衛・鉾杉をいただきました。

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Go to トラベル キャンペーン [旅のブルース]

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新聞を読んでますと、「Go to トラベル キャンペーン」の利用は今ひとつのようですが、私の知人にはすでに何回か利用している人がいます。


その知人の話では三重県のキャンペーンとじゃらんのクーポンを組み合わせるとタダで旅行に行けるケースもあるそうで、三重県のキャンペーンやじゃらんのクーポン券は取りあいになっている状況だそうです。


一方、私の職場では「Go to トラベル キャンペーン」を利用する人は皆無で、「新型コロナが沈静化するまではダメでしょ」というムードが支配的です。


その話を知人にしたところ、ホテルや旅館の予防対策は十分行われていて、「あれで伝染るなら、スーパーで買い物する方がよほど危険だよ」と、言ってました。


スーパーの買い物は生活するために必要なこと、旅行は不要不急なことという意識を国民の多くが持っているのでしょう。


今必要なことは、何が危険で、ここまでならリスクは小さいという見極める力と、万一感染した際の迅速かつ冷静な対応でしょう。 引きこもるだけではやがて経済が回らずパンクしてしまい元も子もなくなると理解していれば、予防対策していたにも関わらず運悪く感染していた人を差別することはなくなるはずです。


この機会に、通常は中々行かない三重県の名所を巡り、美味しい料理に舌鼓を打つ知人をうらやましく思った次第です。

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Go to 近場 [旅のブルース]

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久しぶりの連休となり、たいへんワクワクしてます。


そして、今日は近場の観光地「浜島」にやって来ました。


台風の影響で海は荒れてます。


オーシャンビューのホテルは少し昭和チックです。 どこも行くあてがないので、早めのチェックインで温泉を楽しみました。


平日の一人旅。のんびりと読書を楽しみましょうか?


雲のかかった陽光と波の音、年季の入った籐の椅子を見ていたら、なんとなく映画『太陽がいっぱい』のラストを思い出してしまいました。

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娯楽としての読書 [本のブルース]

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松本清張氏が、「自分の書いた小説を読むことで、その日にあったイヤなことを忘れて明日も頑張ろうと思ってもらえるようなもんじゃなければ小説の価値がない」といった意味のことを言われていたそうです。


昭和の高度成長期は、労働者にとって楽しいことばかりではなく、今よりもパワハラやセクハラなんかも多かったハードな時代です。 社会全体が今よりたくましく、そして若かったから数多のハラスメントをはねのけられたのでしょう。二桁成長が世の中を癒やしてくれたはずです。


とはいえ、健全な憂さ晴らしは必要だったことでしょう。その一つが読書でした。 娯楽が少なかったこともあって、かつての読書は今よりももっともっとエンタメ性が求められたものと推測します。


閑話休題、今更ながら4年前のベストセラーを紹介するのも気がひけるのですがいつものこととお許しください。 グリコ森永事件を題材にした『罪の声』は文句なしに面白くて、ページをめくる手が止まりませんでした。


まさに、昼間のイヤなことも忘れて夢中になって読み切りました。 本作は今秋映画になるそうで、そちらも今から楽しみです。


私は今まで現代の若手作家の作品を読むことが少なかったのですが、これからはもっと読もうかと思います。


全くの余談ながら、若い頃の私はキツネ目の男に似ていると言われたものです。 森永救済の用のお菓子パックを父親が買ってきたことも思い出しました。


果たしてあの犯人(たち)は今どうしているのか?


作者・塩田武士氏の筆力と構想力の素晴らしさに感心し、行間に滲む執念に魅せられた1冊でした。

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