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子どものときパニクッた映画 [キネマのブルース]

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先日テレビで映画『日本沈没』を観ました。

私が小学生のときに大ヒットした映画なので、もちろん題名は知っていますし、同時期に放映されたテレビシリーズは観ていました。
(今思い返すと、私の子どもの頃というのは、日本は沈没するし、ノストラダムスの予言はあるし、怖いことばかりでした。フィクションというのが救いでしたが。)
今回テレビサイズで見たとはいうものの、当時の特撮技術の高さに驚かされました。
作り物とわかりますが、職人技というべき精巧さと実写場面をまじえてのリアル感の出し方は素晴らしいです。
これは私の想像ですが、東京大空襲や関東大震災を経験した方が製作スタッフにいたのではないかと思います。衣服に火がついて逃げまどうシーンの鬼気迫ること。あれは実体験がないと出せないなァ。(個人的見解です)
さて、話はタイトルにありますように日本が沈没し、日本人が世界各国に移民していくという流れです。
この映画、そして小説の肝は日本が沈没するという着想にあります。おそらくこの小説が発表されるまで、日本列島が沈没するというような荒唐無稽なことを考えた人はいなかったのではないでしょうか?!
地球の長い歴史から見れば、大陸が移動したり、隆起や沈没することもあったのですからそれが荒唐無稽とも言えないわけです。
想像を超えることとは、想像したくないだけのことかもしれません。

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