寅次郎物語 [キネマのブルース]
テレビ(録画)で『男はつらいよ』第39作「寅次郎物語」を観た。 この話はいつもと違いマドンナや葛飾柴又の家族とのカラミが少ない。
寅さんが妙に達観して、自らを反省する言葉が随所に出る。これまでもそういうセリフはあったが、もう少しサラリとしていたように思う。
写真は甥の満男が寅さんに難しい質問をするシーン。
満男「人間はなんで生きているのかな」
寅さん「生まれてきてよかったなって思うことが何べんかあるじゃない。そのために人間生きてんじゃねえのか」
閑話休題、この映画では賢島や二見浦が出てきて三重県民にとっては懐しい映像が流れる。
昭和62年の作品。昭和は遠くなりにけり。