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閉店ガラガラ [経営に関する世迷い言]

2021-01-31T23:05:21.jpg


日経平均株価が好調だ。先週末は少し値下がりして終わったが、3万円台をうかがう勢いは変わりないだろう。明日からの展開に興味津々だ。


1990年年初、日経平均株価は4万円を目前に値を下げ始め、あれよあれよという間に3万円を割り込んだ。 世にいうバブル崩壊である。


あれから31年。ついに3万円を回復する日がやって来そうだ。


閑話休題、バブルが崩壊した頃、それまでの高級路線から一転して人々は安いものを求めるようになった。


流通業はそれに応えて低価格路線に突入。「価格破壊」という言葉が生まれ、それを牽引したのがカテゴリーキラーと呼ばれる企業群だった。


たとえばトイザらスはデパートのオモチャ売り場を屠り去った。


そして、洋服の青山に代表される紳士服量販店は百貨店の紳士服売り場を縮小させた。 時代は流れ、今も人々の安くて良いものを求める姿勢はあまり変わっていない。


しかしながら、大衆の購買欲を満たすプレイヤーはネットショップの隆盛で入れ替わった。その象徴がトイザらスの凋落だろう。


さて、ここに来てコロナ騒動による新しい生活様式は人々の買い物の中身を変えている。 元々クールビズでスーツの需要が落ちていたところに、在宅勤務が広まってスーツを着る機会が大幅に減った。


需要がなくなれば商売のしようがない。


青山商事が大規模なリストラ計画を発表し、多くの店舗が店を閉める。私の住む町の店舗もその一つとなった。


「諸行無常」の言葉が頭から離れない。 諸行無常の出典『平家物語』が語られた平安時代末期から鎌倉時代初頭も疫病が流行したと聞く。


げに人の世を生き抜くのは難しい。

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