訃報 さいとう・たかを氏 [f]
少し前の話になってしまったが、ゴルゴ13の作者さいとう・たかを氏が亡くなられた。
氏がゴルゴ13を映画のように分業体制で描かれていたことは周知の事実である。
写真は中日新聞からのもの。これとは別に2021年10月1日付けの「中日春秋」に次のような内容のエピソードが披露されていた。
それはさいとう氏が子どもの頃に憧れの手塚治虫に自分の漫画を送ったところ、手塚治虫から絵もストーリーも子どもらしくないと評されたというもの。
普通ならそこで憧れの大漫画家の言葉に従い方向転換を図るところだろう。
そうしたとしてもきっとさいとう氏なら漫画家にはなれたかもしれない。
しかし、後世に語り継がれるような超一流にはなれなかったであろうと思う。
超一流の人というのは、己の信念に従い孤独な道を歩くことができる人だ。それは楽な道ではなく、苦難の道であるだろう。それを突き抜けるための努力ができる人が超一流になれる。
さて、天国で再会したさいとう氏に手塚治虫はどんな言葉をかけるだろうか。想像するだけで楽しい。
さいとう・たかを氏のご冥福を心よりお祈りする。
氏がゴルゴ13を映画のように分業体制で描かれていたことは周知の事実である。
写真は中日新聞からのもの。これとは別に2021年10月1日付けの「中日春秋」に次のような内容のエピソードが披露されていた。
それはさいとう氏が子どもの頃に憧れの手塚治虫に自分の漫画を送ったところ、手塚治虫から絵もストーリーも子どもらしくないと評されたというもの。
普通ならそこで憧れの大漫画家の言葉に従い方向転換を図るところだろう。
そうしたとしてもきっとさいとう氏なら漫画家にはなれたかもしれない。
しかし、後世に語り継がれるような超一流にはなれなかったであろうと思う。
超一流の人というのは、己の信念に従い孤独な道を歩くことができる人だ。それは楽な道ではなく、苦難の道であるだろう。それを突き抜けるための努力ができる人が超一流になれる。
さて、天国で再会したさいとう氏に手塚治虫はどんな言葉をかけるだろうか。想像するだけで楽しい。
さいとう・たかを氏のご冥福を心よりお祈りする。