紅葉 [f]
最近テレビのニュースなどで紅葉の便りが紹介されているが、私は今年の紅葉はハズレ年なのではないか、と疑っている。
今日も町でこのような紅葉を見つけた。
素晴らしい紅とまだ緑の葉が混じっている。紅葉の名所でもこのような紅葉が多いのではないだろうか?と、心配している。
今日も町でこのような紅葉を見つけた。
素晴らしい紅とまだ緑の葉が混じっている。紅葉の名所でもこのような紅葉が多いのではないだろうか?と、心配している。
快楽亭ブラック アンバール毒演会 [f]
去る11月14日、Barアンバールで開催された快楽亭ブラック師匠の毒演会。
地元で少人数にて観られる贅沢な会である。
こうした場でしか語ることのできない艶っぽい話や業界事情通の枕で、まずはグッと引きつけられた。
演題は二本。
一本目は故前田五郎師匠を偲ぶ「前田五郎伝」。もちろん正式な落語の出し物ではない。
二本目の演目は、私は無知でわからないが、廓ものだった。ブラック師匠のドスの効いた大声が大層効果的であった。
2時間の会がお開きになると、打ち上げになる。
同じ会場をササッと模様替えし、宴会場に仕立てると三密を避けて少ししめやかな雰囲気の飲み会になった。やっぱり騒ぐには遠慮がある。
閑話休題、私は飲み過ぎて途中少し寝落ちするという粗相をやらかしてしまった。本当、酒では失敗するなぁ。
地元で少人数にて観られる贅沢な会である。
こうした場でしか語ることのできない艶っぽい話や業界事情通の枕で、まずはグッと引きつけられた。
演題は二本。
一本目は故前田五郎師匠を偲ぶ「前田五郎伝」。もちろん正式な落語の出し物ではない。
二本目の演目は、私は無知でわからないが、廓ものだった。ブラック師匠のドスの効いた大声が大層効果的であった。
2時間の会がお開きになると、打ち上げになる。
同じ会場をササッと模様替えし、宴会場に仕立てると三密を避けて少ししめやかな雰囲気の飲み会になった。やっぱり騒ぐには遠慮がある。
閑話休題、私は飲み過ぎて途中少し寝落ちするという粗相をやらかしてしまった。本当、酒では失敗するなぁ。
稲田幸久著『駆ける』 [f]
書評が良かったので、たしか縄田一男さんの、読んでみた。
舞台は戦国時代の山陰。尼子と毛利の対決である。
尼子十勇士なるものをよく知らないが、主人公は彼らではない。
では、主人公はというと、しいて言えばサブタイトルにもなっている少年騎馬兵ということになるが、それも違う気がする。
本当の主人公は本作に登場する者全てで、群像劇と言っていいのだと思う。
殺す側にも、殺される側にも人生があり、背負うものがある。各々に大義があり、事情がある。
結句、勝者は毛利方であり、その勝利に大きく貢献したのは少年騎馬兵ということになる。
閑話休題、本作のテーマは、実は戦争反対なのではないだろうかと、思い至った。
平和な、争いのない時代であれば、この登場人物全員がそれぞれの人生を全うできたであろう。
そういうことを作者は直接書いていないが、そんな気がする。
舞台は戦国時代の山陰。尼子と毛利の対決である。
尼子十勇士なるものをよく知らないが、主人公は彼らではない。
では、主人公はというと、しいて言えばサブタイトルにもなっている少年騎馬兵ということになるが、それも違う気がする。
本当の主人公は本作に登場する者全てで、群像劇と言っていいのだと思う。
殺す側にも、殺される側にも人生があり、背負うものがある。各々に大義があり、事情がある。
結句、勝者は毛利方であり、その勝利に大きく貢献したのは少年騎馬兵ということになる。
閑話休題、本作のテーマは、実は戦争反対なのではないだろうかと、思い至った。
平和な、争いのない時代であれば、この登場人物全員がそれぞれの人生を全うできたであろう。
そういうことを作者は直接書いていないが、そんな気がする。
『燃えよ剣』その2 [f]
今から2年半前、まだコロナでなかった頃、岡山県高梁市吹屋に旅行した。
その時同地でロケしていたのが『燃えよ剣』だった。
残念ながら私が訪問した日は撮影が休みだったから役者さんたちには遭遇していない。
かわりに私が映画関係者に間違えられる始末だ。
今回映画を観たら吹屋の町並みで撮影されたシーンも出てきた。本来なら2年前に公開される予定だったはずが、コロナで延期された。
ようやく陽の目を見たのはよいことだと思う。
その時同地でロケしていたのが『燃えよ剣』だった。
残念ながら私が訪問した日は撮影が休みだったから役者さんたちには遭遇していない。
かわりに私が映画関係者に間違えられる始末だ。
今回映画を観たら吹屋の町並みで撮影されたシーンも出てきた。本来なら2年前に公開される予定だったはずが、コロナで延期された。
ようやく陽の目を見たのはよいことだと思う。
『燃えよ剣』 [f]
先日映画『燃えよ剣』を観てきた。
評価は5点満点の2.5点。
キャスティングも悪くないし、本格的な作りで映像はまずまず。
しかしながら、もう一つもの足りなさが残った。セリフや話運びに奥行きがない。
大掛かりなつくりなのに惜しい。実に勿体ないことだ。
閑話休題、原作は司馬遼太郎。司馬氏の原作の大河ドラマは視聴率が低いというジンクスがあるらしい。映画もそうか?
私は思う。司馬遼太郎の作品があまりに面白いので、映像化してもかなわいのではないか?原作を超えようと意識しすぎて、かえって平凡な出来になるのではないだろうか?
評価は5点満点の2.5点。
キャスティングも悪くないし、本格的な作りで映像はまずまず。
しかしながら、もう一つもの足りなさが残った。セリフや話運びに奥行きがない。
大掛かりなつくりなのに惜しい。実に勿体ないことだ。
閑話休題、原作は司馬遼太郎。司馬氏の原作の大河ドラマは視聴率が低いというジンクスがあるらしい。映画もそうか?
私は思う。司馬遼太郎の作品があまりに面白いので、映像化してもかなわいのではないか?原作を超えようと意識しすぎて、かえって平凡な出来になるのではないだろうか?
『山川静夫の歌舞伎思い出話』 [f]
題名にあるように、著者はNHKの元アナウンサー山川静夫氏。
書評によると、歌舞伎を知らない素人が読んでも面白く、歌舞伎の世界にやさしく誘ってくれる、とあった。
なるほど、たしかにその通りで、歌舞伎を知らなくてもそれなりに楽しめる内容である。
しかし、知っていれば百倍は面白いだろう。そう思ってしまうので、本書の敷居は私から見るとやや高い。
それでも歌舞伎に興味が出て、勉強してから再読しようかと思うが、果たしてその日はやって来るだろうか?
閑話休題、「かべす」(菓子弁当寿司)という言葉を本書で初めて知った。蔑称のような使い方もする隠語的略語である。やっぱり歌舞伎に興味津々。
書評によると、歌舞伎を知らない素人が読んでも面白く、歌舞伎の世界にやさしく誘ってくれる、とあった。
なるほど、たしかにその通りで、歌舞伎を知らなくてもそれなりに楽しめる内容である。
しかし、知っていれば百倍は面白いだろう。そう思ってしまうので、本書の敷居は私から見るとやや高い。
それでも歌舞伎に興味が出て、勉強してから再読しようかと思うが、果たしてその日はやって来るだろうか?
閑話休題、「かべす」(菓子弁当寿司)という言葉を本書で初めて知った。蔑称のような使い方もする隠語的略語である。やっぱり歌舞伎に興味津々。
大河ドラマ『青天を衝け』 [f]
最近、大河ドラマ『青天を衝け』を観ている。
最初ほとんど見てなかったが、意外にいいんじゃないの?!って感じで観ている。
写真のシーンはイッセー尾形扮する三井家の番頭さんが次のような意味のセリフを言うところ。
「武士がいなくなり、民衆は(武士にかわって)カネを崇拝しだした。私たちはあけてはならない箱をあけちまったのではないのか」
2021年11月7日の放送を観ていると、上記のような現代社会に向けたと思われるセリフが随所にあった。
「若い者が高みの見物で文句だけを声高に叫んで満足するだけに育ったのならなんと情けないことか」
「政府は貧しい者は努力が足りないと切り捨てている」
「あろうことか命をかけて今の世を作った先人を時代遅れと軽蔑するとは嘆かわしい」
昭和だから、と切り捨てるように批判する若者が多いことを暗に指しているように思える。
閑話休題、それにしてもNHKはイッセー尾形が好きだなぁと思う。橋本愛とかもそうだよね。私も好きだからいいのだけれど。
最初ほとんど見てなかったが、意外にいいんじゃないの?!って感じで観ている。
写真のシーンはイッセー尾形扮する三井家の番頭さんが次のような意味のセリフを言うところ。
「武士がいなくなり、民衆は(武士にかわって)カネを崇拝しだした。私たちはあけてはならない箱をあけちまったのではないのか」
2021年11月7日の放送を観ていると、上記のような現代社会に向けたと思われるセリフが随所にあった。
「若い者が高みの見物で文句だけを声高に叫んで満足するだけに育ったのならなんと情けないことか」
「政府は貧しい者は努力が足りないと切り捨てている」
「あろうことか命をかけて今の世を作った先人を時代遅れと軽蔑するとは嘆かわしい」
昭和だから、と切り捨てるように批判する若者が多いことを暗に指しているように思える。
閑話休題、それにしてもNHKはイッセー尾形が好きだなぁと思う。橋本愛とかもそうだよね。私も好きだからいいのだけれど。