週初 [f]

ただ、師走になって、昔で言う月月火水木金金状態。二週間耐えれば8連休となる。人はそれを長い休みでいいね、というが、完全週休二日の輩に言われたくないワ!
愚痴りまして申し訳ない(拝)
こしらの集い2021.12.19 [f]

今回は、前回に続いて「ご当地落語」イベントのお話を前半たっぷりお話いただき、後半は落語二席を楽しんだ。
その二席は「厩火事」と「芝浜」であった。
師走といえば「芝浜」を大トリにもってきつつ、単に噺をしないのがこしら流。今年を総括するように、この一年拝聴した噺を巧みに織り交ぜ、最後は直前の「厩火事」とジョイントさせる大団円。
こしら師匠、風格を感じる千秋楽でした。
お見ごと!!
大須のクリスマス風景 [f]

ジョン・レノンの「ハッピークリスマス」を聞きながらゆっくりしたい。この歌がクリスマスソングの中で私は一番好きだなぁ。
今年(2021年)のF1結果 [f]

それによればホンダエンジンを搭載したレッドブルのフェルスタッペンが総合優勝したとのこと。
ホンダエンジンとしてはアイルトン・セナ以来30年ぶりになる。
ベタ記事ではないものの、扱いとしては写真もなくて小さい部類だろう。
F1人気が廃れて久しい。最近では中々テレビ放送もされていないようだ。
来期はホンダも撤退するし、ますます日本人の関心は薄れるだろうな。ホンダは有終の美を飾れてよかった。
『ブラックレイン』 [f]

この映画が封切られたのは1989年で、公開された時は劇場に友人と観に行った。
松田優作がとにかくカッコいい。そして鬼気迫る演技が凄かった。
1970年代〜80年代初めにかけての松田優作は「太陽にほえろ」や「探偵物語」、映画「蘇える金狼」などとにかくスゴかっこよかったが、80年代中期は演技派に脱皮を図っていたのか、おとなしい役柄が多かった印象がある。
それが原点にかえった役どころで、バイオレンスな演技にしびれた。しかもただ原点にかえったわけではなく、凄味が増した。
その本当の理由を知ったのは、このあとしばらくして彼の訃報を聞いてからである。
閑話休題、本作の舞台となったこの頃の大阪の映像を見ると、今の中国や韓国のように感じる。
バブル真っ只中の日本はリッチで、どこか野暮ったく、若さがあった。
この時の日本は世界一リッチな国であり、アメリカですら見下していた。しかし、映画の中でマイケル・ダグラスが演じた刑事が負け惜しみのように言った「独創性のない国はいつか凋落する」(意訳)というセリフとおりになるとは、当時の日本人は誰も思わなかったと思う。
この時一緒に観た友人とした会話も断片的に覚えている。映画好きのところや見方もよく似ていたのだ。ただ、いつの頃からか疎遠になり、今は消息すら知らない。
映画を見てそんなことまで思い出した。
積ん読『シェークスピア・カバーズ』 [f]

元ネタを読んでから読むか?その逆か迷うところ。
ズッと読まないかもなぁー
『オール・グリーンズ 万事快調』 [f]

なんで松本清張賞?(この作品が悪いというのではなくて、松本清張とあまり結びつかないので。)
こういう救いようのない現代日本の暗さ、貧しさを描くとき、なぜか舞台は北関東、しかも茨城と相場が決まっている、と書くと怒られるか?でも映画『さらば愛しき大地』も茨城だったよなぁ!?
装丁凝ってるな!色といい、ペーパーバック風の仕上がりといい!
なんかの書評にあったけど、救いようのない、万事休すの内容に反して、タイトルはオール・グリーンズ、万事快調!
アッパー層から見れば救いようがないし、当事者達もそう思っている節がある。少なくとも主人公の女子高生たちはそう思っている。そこから脱出する手段が途方もない荒唐無稽な、ある意味革命的なことだが、このエネルギーは幕末の志士と通じるところがあるというと、話が飛躍しすぎか?!
青春小説であるとともに、この話は今の地方社会の現状をある角度鋭くエグっているよなぁ。
今のままでは上に行きたくても行けない。地元の三流高校出て、地元の冴えない会社で働き、地元から外に出ることなく、同じ境遇のヤツと結婚し、同じような境遇の子どもを再生産し、老いて死んでいく。
自分の先行きが見えていることに苛立ちながら脱出を試みるのが主人公たちだ。つまり、日本の社会問題の根底をエリートたちに突き付けているといってもいいだろう。
閑話休題、作者は大学生とのこと。サブカルチャーに造詣が深いことにも恐れ入った。