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奇跡の地場産業 [f]

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写真は2022年5月23日に中日新聞に掲載された連載記事の最終回。

三重県津市に本社のあるおぼろタオルさんと岐阜県安八町にある浅野撚糸が手を携えて開発した新商品「エアーかおる」が大ヒットして窮地の両社が蘇ったというサクセスストーリー。

そこに行きつくまでには筆舌に尽くしがたい苦労があったことが行間から滲み出ていた。

三重県の地場産業としてタオル工場が盛んだったのはいつ頃までだったのだろうか?
安い海外産のタオルに圧されて廃業していくのは三重の場合も他産地同様だったと聞く。
今治タオルなど差別化、ブランド化に成功して生き残るのは稀有な例である。どこの産地、どの地場産業でもできるわけではない。

東海地域のこの2社はそうした数少ない成功事例の一つ。その中でもトップクラスの話だと私は思う。

閑話休題、今月も拙いブログをお読みいただきありがとうございます。

水無月六月もよろしくお願いします。
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トップガン マーヴェリック [f]

2022-05-30T21:20:07.jpg
映画『トップガン マーヴェリック』を観てきた。

迫力たるや素晴らしい。そしてトム・クルーズはスゴい俳優さんだとつくづく思う。

2時間を超える作品なのにアッという間に終わった印象。全編手に汗握る展開で時間を忘れた。

最新作にもかかわらず80年代の様相を呈していて見応えがある。

私を若いあの頃に引き戻してくれた。

この映画も点数をつけられないが、観るべし!の映画の一本だ。
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あじさい [f]

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庭のあじさいが花をつけていた。

梅雨がそろそろ始まるなぁ。

爽やかな季節は短い。
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錫杖ヶ岳 [f]

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先日錫杖ヶ岳に登ろうとしたところ、久々に行ったら登山道が大きく変わっていた。

ついには道を見失い、しばらく彷徨したが、結句わからなかったので、あきらめて中途下山した。

斜面が崩れたりして元の面影が全くなかった。やはり自然というのは恐ろしいものだとつくづく思った。
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言いたいことは明日言え [f]

2022-05-27T21:12:21.jpg
「言いたいことは明日言え」

心に刻みたい言葉である。
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千鶴ちゃんと呼ばれた方 [f]

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もう今から二昔前になろうか。

ある高齢の経営者の方とお話をしていたら、ご自身の幼馴染のことを語りだした。

「弟の○○に商売の基本を教えたんは千鶴ちゃんなんさ」

「ワシは昔からよう知っとんで今でも千鶴ちゃんて、言うんやけど、商売を大きくして、美術館までつくったやんから大したもんやわ」


私にその話をした方とはその後お会いしていない。お年から察するとおそらく鬼籍に入られているだろう。


そして、その千鶴ちゃんと呼ばれた方も他界された。そのことを今朝の新聞で読んだ。

数日前に偶然、件の美術館に行った。そこにはオーナーの銅像が飾ってあった。そこに刻まれた生年から計算すると百歳を超えられている。エンドは記されていなかった。


庭園の新緑が眩しかった。買いそびれたオーナーの自伝を買いに近々またその美術館を訪れたいと思っている。

合掌
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浅田次郎著『おもかげ』 [f]

2022-05-25T15:46:43.jpg
浅田次郎さんの『おもかげ』を読んだ。

さすが浅田さん、文章が上手い。ますます磨きがかかっている感じがする。

遅読の私はとても一気には読めないが、スキマ時間をみつけてはセッセっと読んだ。

おもしろい。たしかに面白いが、帯にある紹介文のように、「新たな代表作」であるとか、「涙なしでは読めない最終章」とまでは思わなかった。

自分の感受性が弱まったのか、浅田作品を読みすぎたせいか、理由はわからない。

閑話休題、本作の最後のほうになって私は村上龍氏の『コインロッカー・ベイビーズ』を想起した。なんとなく似ている感じがした。


これ以上はネタばれになるので書かない。
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『シン・ウルトラマン』 [f]

2022-05-24T21:15:47.jpg
映画『シン・ウルトラマン』を観てきた。

こういう映画はまともに評価できない。

別格なのだ。ウルトラマンの新作を見るのことができる幸せ感は半端ない。生きていて良かったと実感した。

出来が良い、悪いは関係ない。そういう概念が思い浮かばない。思い浮かばないくらいの大傑作なのだと思う。

もし、本作が私の思い出の中で美化された「ウルトラマン」を汚すようなことがあれば、そんな感慨にならないだろう。

昔のTVシリーズの『ウルトラマン』をリバイバルで見たとき、自分の記憶と違っても怒ったり、けなしたりすることはない。それはオリジナルが尊いからだ。

そうした尊厳をこの『シン・ウルトラマン』にも感じた。

元のテレビシリーズをオマージュしながら、変えるべきところは現代風に変えているところが素晴らしい。

たとえば、科特隊の漢字表記であったり、ユニホームではなくてビジネススーツであったり。武器はショットガンよりもパソコンであったりする。

閑話休題、シン・ウルトラマンにカラータイマーがないのはなぜだろう?ウルトラマンの象徴ともいうべきカラータイマーがないのにはきっと深い理由があるのだろう。(替わりの体力消耗サインがある。)

「シュワッチ」というかけ声もない。これにも深い理由があるのだろう。


一方、テレビシリーズのウルトラマンの効果音は忠実に再現されていたように思う。50年以上前なのに当時の効果音に古くささを感じない。電話のコール音一つとってもそうだ。当時のこういう細部へのこだわりが伝説のヒーローを生み出す底力になったのだと思う。
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パラミタミュージアム からくり人形 [f]

2022-05-23T09:35:18.jpg
昨日訪問したパラミタミュージアムは2回目の見学だった。

前回は10年くらい前であった。

はっきりは覚えていないが、展示内容や館内設備が更に充実したように思った。

たとえばこの「からくり人形」。一日2回実演もあって、たまたまそれを見ることができた。

実演もさることながら、からくり人形の後方窓から見える新緑とのコントラストが実に素晴らしかった。

この写真ではあまりわからないが、実際の見え方はこんなもんではなくて、木々の緑と人形衣装の橙色の対比がすごく美しく心惹かれた。
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平山郁夫展 [f]

2022-05-22T13:32:20.jpg
平山郁夫の展覧会を観にパラミタミュージアムへ行ってきた。

この美術館に来るのは2回目。

閑話休題、平山郁夫画伯。

私の印象は、やはりシルクロード。

私の記憶では1990年代の雑誌『プレジデント』の表紙は全て平山画伯のシルクロードシリーズではなかったか?

今回の展覧会では、画伯の絵の横に平山画伯自身の文章や解説が付いていて、そちらの方をじっくり読んでしまい、肝腎の絵の方の鑑賞がおろそかになった。

平山画伯のことを詳しく知らない私は、画伯が広島で被爆された事実も恥ずかしながら今回初めて知った。


会場は適度な混みようで、ゆっくり観ることができた。

中には「山口から観に来たんです」と言って、学芸員の方に質問されている方もみえた。

自宅の近くでこのような充実した展覧会を観ることができるのは有り難いことであると思った。
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