ゴルフ、そして初夢の話 [f]

なんと一月の早いことか。
でも、それでいいのだ。毎日はパーっと早くすぎてもらうと有難い。贅沢を言えば、寝る時間と読書の時間でけはゆっくり過ぎてほしい。
閑話休題、昨日はゴルフに行った。風が強くて閉口したが、この季節は当たり前である。そして寒い。先日買った肌着が活躍してくれて、寒さはしのげた。
成績は相変わらず芳しくないけれど、いいショットもあったし、ワンパットもいくつかあって、そんなに悪い気分ではない。
書きそびれていた今年見た初夢のことを少し。
火事の夢だった。
目が覚めてからからネットで調べると、それほど悪い夢ではないようだ。むしろ吉夢っぽい。
夢の詳細はもう記憶にない。
今年も1/12が終わる。
吉森大祐『東京彰義伝』の続き [f]

聞き書き風にまとめるのは『壬生義士伝』に似ていると思った。
江戸っ子、そして東京人のルーツとは。「宵越しの銭は持たない」の本意がわかったりもした。
こんな素晴らしい話を書ける作者はどんな人なのだろうと思いを馳せた。
1968年東京生まれ。慶應義塾文学部卒とある。さもありなんと納得も得心もした。三代続いて江戸っ子という理由は知らないが、吉森氏は生粋の江戸っ子なのではないだろうか?本作には東京ではなく、江戸の町に対する愛情が満ち溢れている。
そして、五十代という年齢が登場人物の心情を豊かにとらえ、鮮やかな筆致で書き起こしていると感じた。
薩長軍に占拠された江戸町民の気持ちはいかばかりだったのか、そんな史観で明治新政府を見たことがなかった。
私の知識というのは、せいぜい司馬史観と呼ばれるようなものだ。すなわち司馬遼太郎氏の一連の作品から得たものにすぎない。(その知識も浅く、忘却の彼方となっている。)
微かな記憶では、新政府で長州出身の大村益次郎があっという間に上野の山に籠もる旧幕府側の彰義隊をやっつけたという断片的なものである。
恥ずかしながら輪王寺宮公現法親王能久、後の北白川宮能久親王のことは全く存じ上げなかった。その他この作品の登場人物のことはほとんど知らない。
閑話休題、そうなると気になるのはどこまでが事実で、どこからがフィクションなのかということだが、それを言うのは野暮というものだろう。
最後の下げにホロリとさせられた。
年始だが、今年一番のおすすめになる気がする。
『東京彰義伝』 [f]

小説であるが、マンガを読んでいるような気分。それでいて中身は濃い。知らないことばかり。江戸城無血開城の背景にこんな話があったとは?!驚きである。
ぜひ読んでもらいたい。
社長交代 [f]

写真は本日の中日新聞の1面。
ニュースで知る範囲だが、豊田章男氏はまだまだ社長業で頑張る印象があった。課題山積の中で継承する新社長の心境はいかに?!
今流行りの言い方で言えば、「どうするトヨタ!」といった感じだろうか?
石見銀山に行ってきました 2 [f]

中には代官など幕府高官の屋敷跡もあった。全体的によく保全されていると思った。また生活感もあり、住んでいる方のご苦労もしのばれた。
町並みの色調が以前訪れた吹屋のそれとよく似ていた。
私はこうした町並みを散策し、写メを撮るのが好きで、今回も長い時間かけて堪能した。
山陰のおみやげ [f]

コンビニの見切り品コーナーにお菓子の入ったサンタブーツがあった。それを見てとても淋しい気持ちになった。
閑話休題、鳥取のおみやげの「因幡の白うさぎ」。山陰を代表するお菓子のようで、出雲大社前のおみやげ屋さんにも山積みされていた。
なるほど美味い!
今年は卯年なので売行き好調なことだろう。
買い物 [f]

随分前に買ったものがかなりくたびれてきたからである。
某店に出向き、ある程度自分で選びながら、最後にスタッフの方に製品の違いなどをうかがった。
スタッフの方から適切な説明とアドバイス、そしてオススメ品とその理由をうかがい、結句、その推奨品を買うことに決めた。
閑話休題、小売業というのはエンドユーザーの購買代理機能がある。限られたスペースの中で、自社ユーザーに最適と考える品を、数多くの商品群の中から選び出すというのは相当難しいはずだ。
つまり、消費者に代わって商品を選んでくれている。この役割はとてつもなく大きな仕事だと思う。
ビーフクラブ ノエル [f]

こちらのお店は30年以上前から知っているが、入ったのは初めてである。
私の背中を押してくれたのはペイペイの地域限定の割引クーポンがあったから。利用金額の20%が還元される(諸条件あり)。
閑話休題、さすが松阪牛のステーキは美味しい。本日のランチはロース。お肉もさることながら、セットのスープ、サラダ、最後のコーヒーまで美味しかった。
ステーキには「松阪牛証明書」が添えられていて、私が食べたのは230,936枚目の松阪牛ステーキとのこと。
ここまで書いて送信ボタンを押し忘れた。この話は1月23日のこと。
川喜田壮太郎展 [f]

川喜田壮太郎氏は川喜田半泥子の長男で、銀行の頭取を務めた人物である。
絵画をよくされた方のようで、展示物にもそれが多かった。
私はこの方の絵がとても好きである。おそらく非売品であり、価格もついてないと思うが、プライスレスの価値があるように感じる。
石見銀山に行ってきました1 [f]

暮れも押し迫っていたので観光客はまばら。反対に見学施設もほとんど休館していた。
石見銀山は数年前に世界遺産に登録され、以来観光の来訪者は多いと聞く。私は今回初めて訪問し、4時間あまりかけてつぶさに見学・周遊した。
石見銀山は戦国時代から江戸時代を通じて銀を算出し、シルバーラッシュさながらだったと言われる。
余談だが、アメリカのゴールドラッシュでは一攫千金を狙った坑夫が多数集まり、見事ミリオネアになった者もいたという。しかしその富を子孫まで伝えた者はいない。かわりに集まった坑夫向けに商売をした者たちの中には現代まで続いている企業がある。その代表格がリーバイス。坑夫向けに発売したジーンズが大ヒットし、今に至る。石見銀山でこのような事例は寡聞にして知らない。
閑話休題、銀の採掘のために横穴を「間歩(まぶ)」と呼ぶ。たくさんあるマブ跡のうち常時公開されているのは1本のみ。他は危険なため鉄格子がはめられている。
塞がれた間歩からは何か出てきそうで怖かった。