野口悠紀雄『日本が先進国から脱落する日』 [f]

このままいけば、回復することはない。
革命とか、侵略されるとか、目に見えてわかることがなければ、国民は目覚めることができない。
仮に国民は目覚めてもそれを実行する者、つまり政治家がいなければ改革できない。
昨今の投票率の低さは、ある意味国民の賢明さからくるのだろうか?あるいは投票しても意味がないという諦めの境地なのか?
その昔、日本は、経済は一流だが、政治は三流と言われた。今や、経済は三流、政治は五流くらいか?
自分に置き換えたとき、何ができるのか?そこにも諦観しかなかったりする。
「スペースジェット開発中止」の記事を読んで [f]

ただし、記事本文には、三菱重工広報担当者の【決定した事実はない】というコメントを掲載している。
正式かとうかはあやふやだが、規模が縮小され、開発は進んでいないというのは事実に違いない。
閑話休題、NHKの朝ドラ『まいあがれ』で、先週、主人公の町工場に対して大手メーカーから「航空機産業に特化しないか」という誘いがあった。
主人公の父親で、先代社長だった夢は飛行機の部品づくりであった。
しかし、主人公の母親でもある現社長はこの誘いをキッパリ断る。
理由は社長の自分にはこの大業を背負うことはできないということだった。
現社長は、夫である先代社長の急死とリーマンショックが重なり、倒産の危機に直面したが、奇跡的になんとかその危機を乗り切った。その体験からこの現社長は、夢を追い続ける危険性を十分知り尽くしている。その上での判断だったと思った。
脚本家はリーマンショックが癒えた頃、航空機産業が注目され、その後今日至るまでを知っている。
折しも本日のトップ記事を読んで、社運をかけて航空機産業に取り組んだ企業はどうする(どうなる)のか?簡単な話ではないのである。
ワイン [f]

最近、体調からアルコールを控えているので固辞したのだが、どうしてもと言われる。
知人は齢90を越えた。
断りきれず持ち帰った。
なんとも美味しそうなのである。
恵方巻 [f]

銀座有名店の監修ということで予約した。
一週間前にネット予約しようとしたらすでに完売であった。店舗に行ってきいたところ、その店舗独自で確保している分がまだあるということで予約できた。
閑話休題、さすがに美味しかった。想像していたのは海苔巻き一本であったが、まさかハーフサイズとは?!
さすが!銀座!!高いのだ。これでは夕食には少ない。帰りにスーパーに立ち寄ったところ、こちらもいいお値段である。
最近のインフレのせいなのか、私の認識が古いのか?
ちなみにスーパーの恵方巻は夜7時をまわっていたにもかかわらず、ずいぶん残っていた。
山田詠美著『私のことだま漂流記』 [f]

私は山田詠美の本を読んだことがこれまでなかった。避けていたのでも、読まず嫌いでもなかった。ただ単に縁がなかったのだと思う。
それにしても装丁がダサすぎなのが残念!(私見)
二月の初め、人生を考える [f]

果たしてそれで死ぬとき、いい人生だったと思えるのだろうか?と、思う。
何も好きなことができなかったときは、たしかにもっと好きなことをすればよかったと思うだろう。
しかし、好きなことばかりした人は空しさを感じるのではないだろうか?
こんなことで人の役に立てた、こんなことで社会に貢献できた。なんでもいい、自分以外の他人様のためにお役に立てたというようなことが大事だと思う。
当たり前のことだが、子育ても立派な貢献である。未来を担う人材を育てることはとても素晴らしいことだ。
自分のことばかり考える人が多くなり、社会に歪んでいっている気がする。
(写真と文章は無関係です)