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日本はディープか? [f]

2023-05-18T23:25:19.jpg
日経新聞は前職の関係もあって長らく読んできた。

電子版も契約しているが、こちらも長い習慣でやっぱり現物の紙面がしっくりくる。

元々が金融よりも文化的なことに興味があるタイプの自分は、日経の朝刊の文化欄や夕刊の方に惹かれる。

今回紹介する「歩こうディープな日本を」もその一つ。

Walk JapanのCEOのクリスティー・ポールさんのインタビューをまとめたものの連載である。

端的に言えば、日本の地方は魅力にあふれている。クリスティーさんが一例として推してみえるのは、国東半島や中仙道だ。

なるほど、この二つに異論はない。

かつて1970年代だったか、国鉄(今のJR)がディスカバー・ジャパンというキャンペーンをはったと記憶する。

国鉄スポンサーのテレビ番組もあり、オープニングの「知らない町を歩いてみたい どこか遠くへ行きたい」というフレーズは耳に残った。

その頃の日本に比べると、今の日本の風景(情景)は、ハッキリ言って悪くなっている。(私見)

観光地は進化したしたところも多く、1970年代よりよくなっているところがある。たとえば、伊勢のおかげ横丁であったり、金沢の東山界隈であったり。

しかし、観光地ではないものの、古き良き日本の佇まいを残していたエリアは虫食い的に破壊され、その多くは消失している。

映画の寅さんシリーズを観るとそのことを実感するだろう。

閑話休題、今回の記事にあるような取組みは、今までやっと生き延びてきた風景(情景)を未来に残すための原動力になる。

大いに盛り上がってもらいたい。
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