ルタオ [f]

とっても美味しい。
ルタオについて知見はない。
小樽は観光で復活している印象があり、その中でこのルタオさんは大きな役割を果たされているのであろうなと想像する。
バーデン・バーデン [f]

ここのゴルフ場の好きな点。
①建物に風情がある(タイルや木製の造作がよい)。亀甲橋という建築賞受賞の変わった橋も見どころ
②温泉がよい。七栗の湯が素晴らしい。
③コースもおもしろい
④値段がリーズナブル
⑤自宅から近い
ラウンド終了後、大浴場で温泉につかりながら、ふと思ったことがある。
ドイツの温泉地とは、ひょっとしたらこんな感じではないのかと?
ゴルフ場の浴場というよりは湯治場のような雰囲気が漂っている。(ゴルファーの像があるにはあるけれど)
そう思いながら風呂を終え、ロッカールームを出る。出たところにゴルフコースのパノラマ模型があり、その横には七栗の湯についての説明書が掲げられていた。
手書きの説明書は、通り一遍の説明ではなく、書き手の想いが綴られていた。
署名には、藤田啓介とある。
藤田啓介氏とはどういう方なのか、ググってみると、藤田学園の創業者であり、当ゴルフ場の創業者でもあった。
藤田啓介氏はその説明書きの中で、七栗の湯をドイツのバーデン・バーデンになぞらえて、まさにそれを目指すという意のことを熱く表現されていた。
私がバーデン・バーデンとはこんな感じのところではないかと思ったのは、あながち外れではなかった。
閑話休題、私がバーデン・バーデンのことを知ったのは二つの理由から。
一つは、九州の湯布院のまちおこしで活躍された中谷健太郎さんらがバーデン・バーデンを訪問した際に、自分たちの方向性を決意した、と読んだことがあったから。
もう一つは浅田次郎氏のエッセイの中で語られたバーデン・バーデン。帝国陸軍の若きエリート軍人らがその湯治場で将来の軍のあり方を相談したのではないかという内容だったと記憶する。
その会談の内容はもちろんわからないのだが、いい温泉があって毎日普通に暮らすことができればそれ以上の何を求めるのかという結びだったと記憶する。
果たして、藤田啓介氏の思いは今も受け継がれているのであろうか?私も微力ながらその思いの継承者の一人になりたいと結構マジに思っている。