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浅田次郎さんのエッセイ [f]

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作家の浅田次郎さんが好きで、結構読んできた。

2000年頃だったか、後輩二人が薦めてくれたのが読み出すきっかけである。お互い接点のない後輩二人に、ほぼ同時に言われたから、「食わず嫌いでもいけない」と考え読み出した。

浅田次郎さん原作の映画『鉄道員』を観たのは読み出す前であったように記憶する。

映画はよかったが、本を読もうとは思わなかった。「読んだら見るな、見たら読むな」を守ったのである。

果たして、後輩の言を信じ、読み出すと、浅田次郎さんは面白い、ためになる、泣かせる等々、いわゆる「ハマった」のである。

『鉄道員』も読んだ。本も、映画もいいという数少ない作品と思う。

閑話休題、さすがに全作品が素晴らしいとは言わないが、浅田さんのエッセイは、(今のところ)例外なく好きだ。

写真のエッセイを最近読んだ一冊。

近頃は本を読む時間がなく、積ん読がたまる一方である。

隠居生活に入ったら、読書にいそしみたいと考えている。そこで得た楽しみや知識は自己満足に相違無いが、それで十分だろう。

果たしてその日はいつ来るのだろうか?!

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夏の名残り [f]

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すっかり日も短くなってきたが、暑さは和らぐことなく酷暑が続く。

とはいえ、蝉の声は少くなり、赤蜻蛉を見かけると着実に秋の気配を感じている。

閑話休題、久しぶりに自宅のベランダに出てみた。

庭からゴーヤのツルが伸びてきていて先端部分は見るからにしなやかで若々しい。

今年はもう花も咲かなくなり実をつけることもない。果たして遅れてきたこの若いツルはどのようになるのか?

ツルの勢いを見ているとそんな感傷的な気分を寄せ付けない強さがある。

ベランダのある部屋は子どもが使っていた。子どもが家を出てからは半ば物置のようになっている。我が家にはそんな部屋が三つある。

子どもらの学習机を処分したいと家人は言うが、私はそんな気になれない。

一つ一つに思い出があり、スペース上も金銭的にも差し迫った理由がないからこのままにしておく。

自分のデスクがない私は時折それらの机をフリーアドレスのように使わせてもらっている。

ゴーヤのツルから話が逸れた。

今日も暑くなりそうか?

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富山県立博物館の屋上 [f]

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前回の続き。

このスペースは私も初めて入った。

前に来た時は強風か何か、天候の影響で閉鎖されていたのだ。

この日は、まだお盆過ぎの頃で相当に暑かった。それでも親子連れなどが少し変わった遊具で遊んでみえた。

私もハンモックで休んだりしたが、初老の男一人ではカッコ悪いのでそそくさと引き上げた。館内では基本、自由行動だったから同行した者とは別々に回っていた。

3週間ほど前のことだけど随分前の事のように思う。

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富山県美術館 [f]

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八月はいろんなことがあって、遅ればせながら少しその記録をアップする。

富山県に行ったついでに、と言っては失礼だが、富山県美術館を訪問。

私は2回目だが、同行した者の中に初めての者がいたからお付き合いした。

この美術館は建物が素晴らしくいい!

屋上や野外テラスにオブジェや変わった遊具があるのもオモシロイ。

40年ほど前になるが、富山には県立近代美術館というのがあって、とっても評判が良かった。

夏の暑い日にポスター展というのを観に行ったことを鮮明に覚えている。

あの美術館はどうなったのか、と調べてみると、今のこの「富山県美術館」に変わったのだという。

なるほどと合点がいった。

今回の企画展も良かったし、写真のポスター展示などは40年前の暑い日にタイムスリップさせてくれた。(もちろん展示内容は異なる)

閑話休題、北陸の博物館や美術館というのは素晴らしいと感心してしまう。

富山県のここ、石川県の21世紀美術館、福井県の恐竜博物館(名称はどれもうろ覚えですみません)。

どれも唯一無二の存在である。公共の挑戦魂を感じる。

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垣根涼介著『極楽征夷大将軍』 [f]

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昨年の第169回直木賞受賞作品。

先月(2024年8月)ようやく読了。

買い求めたのは昨年7月26日だったと記憶する。場所は東京御茶ノ水の丸善。

縁者の病気見舞いに行き、病院近くにあった書店で購入した。ちょうど話題の本で、地元の本屋には一冊もなかったのに、東京のその店では山積みにされていた。

昔からそうだ。

都会の大手書店にはあるのに、地方や都会でも小規模店には出回らない。

かくして地域の草の根的な書店はなくなり、ますます地域の民度は落ちるばかり。

アマゾンがあるからいいじゃない。

そうな声が聞こえてきそうだ。

私もアマゾンは大いに活用させてもらっているが、リアル店舗の重みは全く違う。

もし、地域の書店にもある程度タイムリーに現物があれば、また違った様相を呈したであろう。

閑話休題、この本は549ページの2段組。つまり、文量が相当多い。遅読の私には時間がかかった。しかもぶつ切りに読むから余計だ。

内容は鎌倉幕府滅亡〜建武の新政〜足利幕府創業について足利尊氏を主人公にして描かれているが、真の主人公は尊氏の弟(直義)と執事(高師直)である。

もしかすると、戦国時代よりも苛烈な戦いだったようにも思う。

近年注目される室町時代が、これからも多くの作家が取り上げるようになると、国民の史観に変化が出るてあろう。


この本を買うきっかけとなった縁者は、残念ながらその翌日天に旅立った。そういう意味で本書は私にとって忘れられい1冊である。

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商店街の新店舗 [f]

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かつてZ市の中心市街地にあった商店街。

ご多分に漏れず今はシャッター商店街となっている。

そんな中、素晴らしいイタリアンのお店が出来たと聞き行ってみた。

ランチのみ1回の体験であるが、すこぶる良い印象だった。

マスターは同年代の男性。

木製無垢材がカウンターはじめ内装に使われていて感じがイイ!

スピーカーからはラジコ配信で山下達郎さんのサンデーソングブックが流れていた。

その話題を店主に振るとノッてきてくれた。

今度は夜に訪問してみようと思う。

閑話休題、こうしたチャレンジショップ(私が勝手に決めつけて申し訳ない)が増えるのは大歓迎だ。

チャレンジが定番になるかはその店の実力と町の民力だと考える。

応援したい!!

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令和六年 万灯みたま祭 [f]

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何年ぶりかで「万灯みたま祭」に足を運んだ。
昔は7月20日頃開催していた。おそらくこの町が新盆のせいであろうと推測する。

旧盆にあわせての開催は最近、もしかしたら去年くらいから?ネットで調べればよいものを不精させていただく。

閑話休題、元々は戦没者を供養する祭事。
昔は、子どもらが「英霊よ安らかに」とか、「みたま祭」と書いた行灯で飾られていた。今も多少はあるが、その数はめっきり減っている。
私も小学生のときに飾っていただいた。

終戦時に11歳だった子どもも今は90歳となる。戦争の記憶が風化するのはやむを得ない。だからこそ人類は歴史から学ばないといけないのだ。

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パッケージ好き [f]

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お菓子の箱とか、包装紙が好きだ。

パッケージは物言わぬセールスマン。

良い刀は良い鞘に収まっているように、美味しいお菓子は素晴らしいデザインの箱に入っている。

矛盾することを書くが、素朴な味のあるプリミティブな紙に包まれた地域に根ざした食べ物がある。

それはそれで美味しく、中身とパッケージが不思議にマッチしているのである。

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ライアーズ・ポーカーはいすごに? [f]

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写真は今朝の新聞。

下げ幅として過去最高。

そして、ご存じのように、本日は過去最高の上げ幅とのこと。

株価が企業業績を反映しているとするならば、業績が悪いとして下がった株価が、一夜にして業績が良くなったことになる。

そんなことがあるのだろうか?

いえいえ、企業業績だけでなく、株の需給バランスがあるからそれも株価に反映するはず。

なるほど、株式投資を生業にする方々はそれでよいだろう。

しかし、自分の資産形成に投資をする大衆はこれでよいのだろうか?

賃金から生活費を遣い、残った資金から投資に回すというのが普通であろう。

そうした資金を翻弄してよいのだろうか?

私は義憤を感じる。


閑話休題、昭和末期から平成にかけての景気拡大期を人はバブルと呼ぶ。

同時代を生きた私の記憶ではバブルという言葉聞かれなかった。

幾人かの心ある人が、「これは危険だ」と叫んでいた。

しかしそれは黙殺されていた。

代わって言われた言葉が「時代は変わった」である。


そんな中、パブルに溺れることなく、浮利を追わなかった人たちがいる。

戦後のどさくさを知っている経営者だ。彼らは当時生まれた「財テク」には関心を示さず、額に汗して稼ぐ本業に力を入れた。


そうした企業がバブル崩壊後の日本経済を下支えした。

株式投資が悪いわけではない。浮利を追うことが悪いのだ。

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八朔粟餅 [f]

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今夏も恒例の八朔粟餅を入手できた。

赤福さんに染まり、赤福氷、八朔粟餅、赤福ぜんざいは年間のルーチンになっている。

この猛暑で例年になく夏バテ気味だ。


どちら様もご自愛ください。

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