明日は終戦の日。前の戦争が終わって
77年となる。

戦後20年近く経ってから生まれた私はもちろん戦時中のことについて実体験はない。


今生きている大半の日本人が戦後生まれだから、空襲を経験している人はわずかである。

戦後生まれの私らは戦争の悲惨さを学び二度と同じ過ちを繰り返さない努力が必要なのだが、最近の世の中の動きはいつか来た道に向かっているように感じる。


閑話休題、浅田次郎氏の『長く高い壁』には、私が知らなかった戦争の悲惨さについて描かれている。正確には軍隊の悲惨さである。きれい事ではすまない軍隊の陰湿な一面を描くことで、平和の、そして現代社会のありがたみを感じる。


夏に読みたい1冊である。

五味渕典嗣氏の解説も良かった。