津市郊外、安濃ダムの手前にある「河内渓谷」。紅葉を見てきた。

よく色づいて見ごろだった。

5月の新緑もまぶしくて良いが、秋の紅葉は円熟の美とでも言うのだろうか、真紅が美しい。

もう一週間もすれば紅葉も散ってしまう。いわば枯れる前の最後の炎である。


閑話休題、木々を見ていると、美しく紅葉しているものもあれば、枯れたような錆び色の葉っぱをつける木もある。


果たして、若葉の時にこのような差はあったか?


人間もこの木々と同じかもしれない。美しく色づく人生もあれば、不本意な一生を終える場合もある。運不運もあるが、己の努力次第で変わるのも人生だ。


紅葉の場合、日当たりや気温の寒暖差で色づき方が変わるのだから、自分の力ではなんともし難い。


人生の最終コーナーを曲がり最後の直線に入る50代。この紅葉のように美しく色づいていきたいものである。