2022年08月31日 - f 久しぶりに受賞後すぐの芥川賞を読んだ。高瀬隼子著『おいしいごはんが食べられますように』。おもしろくてサクサク読めた。そのおもしろさは、漫画のようだと思った。そして話の内容はホラーであった。会社の人間関係を抉るそれは怪談よりも恐ろしい。果たして作者はこのまま会社勤めできるのだろうか、などといらぬ心配をする。しかし、本作が現代純文学の最高賞を受けることには淋しさも感じた。閑話休題、今日で8月も終わる。明日から9月。今月もお読みいただいた方、ありがとうございました。