数年前のNHK朝ドラ『花のれん』の元ネタの一つということと、山崎豊子作品が好きなので読んだ一冊。

関西弁のテンポよく、話も面白いが、初期作品のせいか、少し厚みに欠ける気がした。

話の内容は、花登筺を想起するような「ど根性もの」。朝ドラは全く違うテイストであった。

今から60年以上前の作品にもかかわらず、古臭く感じないのは流石である。