2022年06月16日 - f 浅田次郎氏の短編集『夕映え天使』を読んだ。オリジナルの発売が14年前、文庫になってからも11年が経っている。ま、今さらの感想ということで。この短編集のレベルは高いと思う。表題の「夕映え天使」、「切符」は浅田氏の十八番。「特別な一日」は最後、星新一のような展開。「琥珀」、「樹海の人」もよかった。一番よかったのは「丘の上の白い家」。そうきたか、というエンディングにしてやられた。やっぱいいね、浅田次郎!