本日(2015.7.20)の日経新聞文化欄に村上龍さんの素敵な文章が載っていた。NTT都市開発の広告である。

詳しくは、ぜひ読んでいただきたい。以下は私の意訳。

わたしたちは古い懐かしい佇まいを見た際、「時間が止まっているみたい」と、よく言う。

村上龍もそんな光景にイタリアで出くわした。


龍さんも“そう”表現すると、イタリアの老人は「時が、流れを止めることはないよ」とほほ笑んだという。

その古老は続ける。


「時は流れ続けるが、時を超える価値と出会うことはできる。」


なんとも深い言葉ではないか!!


時間が過ぎるという変えようのない事実がある。その事実に逆らうのではなく、受け入れて、それを超越することが人生の極意なのだろう。

この素晴らしいことをこのイタリアの老人は知っていたのである。なんとも素晴らしいではないか!