朝ドラ『おちょやん』が本日、千秋楽を迎えた。

主人公の竹井千代、通称おちょやんの泣き笑いの人生は苦労の連続だった。


「これくらいのことで死んどったら今まで10回くらいは死んどるなぁ」というセリフが以前にあったが、その通りで並大抵の神経の持ち主であればよくてうつ病、悪くすれば自殺するようなことが何回も起きている。(明治から昭和を生きた人は現代人よりもストレス耐性はありそうではあるが。)


我々視聴者はそのたびに悲しんだり、安堵したりした。



閑話休題、このドラマは私たちに何を残したのか。


一つは、「今ある人生それが全て」。あの時こうすればというのは考えてもしようがない。もし、そちらの人生を歩めば今の人生で起きることは体験できない。


もう一つは、「生きるのはホンマにしんどぅて、おもろいなぁ」。これぞ「おちょやん」の真骨頂だろう。



「しんどぅて、おもろい」は悟りの境地だ。