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『ひまわり』 [キネマのブルース]



わたしの高校時代の友人で、映画好きだった男が、「一番いい!」と言っていたのが、この映画でした。(もう今から30年前の話で、当時わたしらは18歳でした。)


最近、わたしの先輩で、やはり映画好きな方が長年たくさん観てきた中でベスト3くらいに入るのが、やはりこの作品だと言われました。

このあまりに有名な作品をわたしは今まで見たことありませんでした。

なんとなく見逃してきた昔の名画の一つです。

「語り継ぎたい映画シリーズ」ということで、ワーナーマイカルシネマで上映されていたので、本日鑑賞してきました。


まずは、ソフィア・ローレンが綺麗、そしてセクシーです。(言うまでもないことですね。)



“戦争に引き裂かれた男女の切ない恋を描く”というのがこの映画の解説文に載っています。


映画の最初に映る一面のひまわり畑の明るさと、そのバックに流れるもの哀しい音楽がこの話の行く末を暗示していると思いましたが、まさかああいう展開とは思いませんでした。


戦争によって運命が変わるというのは、『シェルブールの雨傘』に通じるところがあります。


1970年ころ、当時のソ連で映画を撮影したというのも驚きです。しかも撮影したある場面のバックに映った光景は原子力発電所ではないのでしょうか?(と思いきや、ネットで調べてみると火力発電所のものだそうです。早とちりでした。)



閑話休題、『ひまわり』。わたしはこの映画を観るには歳をとりすぎたと思います。


多感な十代の頃に観たなら、涙を流したことでしょう。


また、歳をとった分、いろんな映画やテレビを見すぎました。その分感性は鈍く、まるで鎧に覆われたようになっています。


いい映画なのに、素直にそれを認められない自分に嫌気がさします。


それにしてもこの映画を見ていると、やはり映画という“光と影の芸術”は20世紀のモノなんだなぁと感じた次第です。


今月26日までマイカルシネマ津(今もこの名前でよかったのかな?)で上映されているので、気になる方はご覧ください。
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