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オヤジの小言 [オヤジの小言]

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正月三日に神宮さんに参拝したことはこの前書きました。


その時気づいたことを一つ。


私が子供だったころに比べて、否、10年前と比べてもおまいりの仕方が丁寧になりすぎていると感じました。


つまり、頭に「馬鹿」がつくくらいに。


「二礼二拍手一礼」は多くの神社でおまいりの作法として説明書きに書いてあるくらいですが、昔はそういうことをしている人は稀だったような気がします。


最近、見かけた本によると「二礼二拍手一礼」の作法は最近のことで、かえってゆっくりお祈りできないのではないかという指摘もありました。


つまり、それほど確立された作法でもなさそうです。


こみあっているのに比較的長い時間手を合わせている人が多いのも目につきました。


それくらい大切なお願いであれば、ご祈祷を挙げればよいのではないでしょうか?


一番気になったのはみなさんの服装です。


昔はお正月に新しい服や下着を身につける風習があったと記憶します。それができなくてもなるべくこざっぱりした格好で、神様の前に出ても恥ずかしくないようにしたものです。


今の参拝客の中にそういう意識の方はどれくらいいるのでしょうか?


大きな神社や有名な神社・仏閣だけが賑わうのも違和感を覚えます。氏神さんや地域の寺社へのお参りはしているのでしょうか?


話は全く違いますが、昨年末の紅白歌合戦の視聴率が振るわなかったと新聞に書いてありました。その記事によれば、大河ドラマ「いだてん」の視聴率も過去最低を更新し、多額の予算を投じた看板番組が不振なのはNHKにとって痛手であると論じています。


いつからNHKも視聴率ありきの存在になったのでしょう?


他のテレビ局に比べればNHKの番組には製作者の良心を感じますが、それでも30年くらい前の民放レベルではないかと私はみています。今の民放といえば更にレベルが下がったと思います。


視聴率が民意であるとすれば、相当に国民の意識が落ちてきたように思えてなりません。NHKが慢心してもいけないとは考えますが、あまり視聴率を意識するのはいかがなものでしょうか?


今年の紅白を見ていても少しドギツさが気になる場面もありました。女性タレントが胸元の見える衣装で出てくることなど昔はなかったと思いますよ。


ま、いろいろ書きましたがオヤジ(老爺)の杞憂になることを願うばかりです。

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