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春、別れの季節 [f]

2024-04-02T10:37:03.PNG
春、3月は別れの季節である。

卒業、転勤などなど。

マスコミにおいては、大きな番組改変期だ。

CBCラジオの朝の顔、「多田しげおの気分爽快〜朝からP・O・N」も先月29日最終回を迎えた。

なんと25年も続いていたという。

最初の放送は1999年で、放送回数は6420回というのだからすごい。

私は毎日欠かさず聴いていたわけではなく、通勤途上で少し聴く程度。それでもこの番組がなくなるのはとても寂しい。

パーソナリティを務めた多田しげおさんには心からおつかれ様でした言いたい。

閑話休題、多田しげおさんといえば、すでに70歳を超えておられ、業界のレジェンドだと私は思っている。

私が多田さんの声を初めて聞いたのは、1977年のラジオの深夜放送だった。記憶の中の声と、今の多田さんの声は同じである。

これはすごいことだ。

人間年を取れば、声も年をとるのが普通。きっと多田さんは生活を節制し、声の若さを保ってみえるのだろう。

外見だけではない。内面も磨いておられた。

パーソナリティとして自分自身の自己研鑽を常に行い、番組の魅力を高めてきたのだと想像する。

かつて多田さんの先輩で、やはり朝の顔を長年務めた中島こうじさん(字不明)は、後輩の多田さんの成長ぶりを脅威に感じるという言い方で褒めていた。

多田さん自身も、今回の最後の放送で、久米宏さんから学ばせていただいた(放送では、謙遜されてパクらせてもらった)と言われていた。

パクろうとしても簡単には真似できないはずだ。多田さんご自身に実力がおありだったということだろう。

多田さんはCBCの放送でいくつかの長寿番組を担当され、先日の最終回を迎えられた。

4月からCBCラジオから多田さんの声が聞かれなくなるのだが、これはこの50年近くの間、同社放送でなかったのではないだろうか?

あらためて多田しげおさんに、長年おつかれ様でしたと申し上げたい。

大きなサヨナラである。


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