白川日銀総裁退任 [日経新聞から]
本日の新聞には、昨日退任された白川日銀総裁の記事が掲載されていました。
とかくマスコミや政府の“ウケ”はあまりよくなかったようですが、わたしはブレないところが好きでした。
日経新聞5面に、東短リサーチの加藤チーフエコノミストの談話が掲載されていた。「長い目で見て適切な対応」という見出しのその談話はおおむね好意的に書かれていました。(我が意を得たりという感じでした。)
デフレが問題視されています。わたしは今の日本はデフレのおかげで恩恵を得ている方が大きいのではないかと思っています。(これは生活実感レベルなので大局的にどうかはわかりません。) そういう意味でも白川氏のデフレ対応は間違ってはなかったのではないかというのがわたしの見解です。
閑話休題、退任会見の要旨にある次の問答が印象に残りました。
問 市場との対話や期待への働き掛けはうまくいったと思うか。
答 (前略)中銀が言葉によって市場を思い通りに動かすという意味であるとすれば、そうした市場観、政策観は私には危うさを感じる。(後略)
白川氏らしい回答である感じた次第。
2013-03-20 22:41
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