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ビジネスエリートの新論語 [本のブルース]





遅れ馳せながら『ビジネスエリートの新論語』を読んだ。


ご存じの方も多いと思うが、本書は司馬遼太郎が作家になる前、新聞社勤務の時に本名で出版したものの復刻版である。


司馬氏はエリートサラリーマンだと私は勝手に思い込んでいたが、本書に紹介されたエピソードによるとそうではなかった。


当時のサラリーマンの生活の苦しさも随所に垣間見えた。高度成長期が羨ましいと、現代の我々は思いがちであるが、実はそうでもなさそうということがわかる。


社会保障制度も完璧ではなく、将来本当に機能するのかということを心配している。


もちろん、内容もためになる。サラリーマンである人も、ない人もぜひお読みいただきたい。
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