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ネットの力 [経営に関する世迷い言]




本日、またインターネットの力を実感することがあった。(以下、少し長くなります。)

あるお祝いごとがあり、私がプレゼントの品を用意することとなった。

先方(贈る相手)からのリクエストはワイングラスである。

そこで、早速、近所の某店に行き、予算範囲内のまあまあの品を発見した。

それを購入しようとしたところ、新品は今ないとのこと。つまり、現品(展示品)になると言われる。

その展示品は、もちろんキレイで、傷などないのであるが、お祝いごとだし、なんとなく現品は嫌だった。

その展示品に貼られたシール(商品名)が剝がれかかっていたのも気になった。もちろん使う際には、そのシールをはがすのだから問題ないのであるが、人様に渡すものだけにこだわってしまった。

お取り寄せした場合の日数を確認すると、問屋さんに在庫があっても最低1週間はかかり、在庫切れの場合は2週間くらいはかかる、とお店の人は言う。

準備不足の私が悪いのだけれど、今週末に贈り物を用意しないといけない。

そのお店での購入をあきらめた。

閑話休題、そのお店に行く前に、私はネットでワイングラスについて調べていた。

同じ品があれば実店舗で買おうと思い、そのお店に足を運んだのだ。結句、同じ品物はなく、それよりも少しランクは落ちるが、これでもいいかと思える商品が、上に説明したものである。

残念ながら、そのお店には私が探している品物は見当たらなかった。

やむなく、ネットで注文することとした。今日注文したばかりなので、もちろん、まだ届いてはいないが、メーカー直営のそのサイトでは翌々日には届くと書いてある。送料も無料で、ラッピングに熨斗、メッセージのサービスもついている。

今さら言うまでもないのであるが、実店舗がネットに対抗するのは相当難しいことを改めて痛感した。

私は、いろんな理由からなるべく実店舗を使おうと心がけているが、こんな感じである。(もちろん、あるもので我慢する選択肢はあるが、それはあまりしたくない。)

今回の例でいえば、「問屋」の存在が更に、小売店の力を削ぐことになってしまっている。

あまり目に見えてわからないものの、すでに流通革命は終わっているのかもしれない。

流通革命が具現化したらどうなるのだろうか?

町には小売店どころか、ショッピングセンターなんかも大方なくなり、一部のカリスマ的なショップや生鮮食品を扱うスーパー、そしてコンビニだけが残るというようなことになるのだろう。(Amazonが生鮮食品の取り扱いも始めたから、食品スーパーも淘汰されるかもしれない。)

それでも人々はスマホ片手に生活することに不自由は感じない。そんな社会になるのだろうか?

怖い気もするが、そんな未来にも人間は新たな楽しみをみつけ、喜怒哀楽はなくならないと思いたい。


(注:掲載した写真は本文と全く関係ありません。)
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