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安楽庵



先日、専修寺で行われた「親鸞聖人七百五十回忌」を訪れた際、同寺の庭園「安楽庵」を見学しました。


最初に行った14日は風が強く、茶席がクローズされたので、翌15日に再訪したことは先日書いたとおりです。


このお庭の正式名称は「雲幽園」というようです。その中にある茶室が「安楽庵」なのだそうです。


もう今から35年ほど前、たまたま見たNHKの番組で、この安楽庵と庭園(雲幽園)のことが紹介されました。


その中で、この庭園の苔は、京都の苔寺に匹敵すると紹介されており、以来一度見てみたいと思ってました。ようやく念願かないました。




なるほど見事な苔でした。







この茶室は千利休の息子である千道安が作ったものらしく、「道安囲」(どうあんかこい)という独特のつくりになっています。千道安は足が悪かったため、自分が動きやすいスペースを確保しています。現代風にいえばバリアフリー建築ということになります。

なんか、茶の道というとガチガチに決められたことを守るイメージがあるのですが、そうでもなく、わりと自由な空気があったようです。

また、この建物は織田有楽齋(織田信長の弟で、茶人)の好みも取り入れた設計だそうで、それが、「安楽庵」の名前の由来となっているようです。


元は京都の伏見城にあったものを藤堂高虎の尽力で移築したそうです。


写真がどれもあまりうまく撮れてませんが、実物はこの何十倍も素晴らしいです。


見学の際、今回の七百五十回忌のお参りに京都から来られた方とごいっしょさせていただきました。これも不思議なご縁を感じずにはいられない出来事でした。(合掌)
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