SSブログ

伝統産業の革新について [経営に関する世迷い言]





2014年1月10日付け日経新聞「中部経済面」(35面)にドドーンと、岐阜の「枡」の新製品について紹介されていた。

枡というのは、あの「枡」である。木でできた四角い器で、古くはモノを量ったり、日本酒を飲んだりする容器。節分の豆まきなんかにも使われる“アレ”である。

ご想像のように、そうそう日常的に使われるものではない。むしろ消費量は年々減っているらしい。

岐阜県大垣市は、この枡の生産量の8割を占める地域であり、当地の地場産業の代表といっても過言ではない。その枡の生産技術・伝統を後世に伝え、発展させようという試みがなされている。そういう内容がこの記事の中身である。

今回、傾けると光る「枡」が紹介されている。詳しくは本記事をお読みいただくとして、この枡に開発携わった4社のうちの一つ「大橋量器」さんについて少し語りたい。


当社は伝え聞くところによると、典型的な家内工業的地場産業の担い手だそうだ。決して従業員数百名というような大・中堅企業ではない。

先代社長ご夫妻、大手メーカーを辞めて家業を継ぐために戻ってきた息子夫婦(息子さんが今の社長)、昔からの職人さん数名と近所の主婦のパートさんというメンバーらしい。


その大橋量器さんが数年前からコラボしているNPO法人がある。それが学生の長期インターンシップをコーディネイトするG-netという組織だ!⇒http://gifist.net/

たかが学生だろ?!、っと侮るなかれ。長期(6か月)に及ぶインターン期間で、社長に仕事を任された学生たちが、新事業を立ち上げたなどの成功事例は多い。

きっと今回の「光枡(ひかります)」の企画にも学生らが携わったのではないだろうかと想像する。


閑話休題、伝統産業や地場産業というと一部の例外を除き、衰退産業の代名詞のように言われる。そこから飛び出そうと日々努力を続けてみえる方もまた多いと思う。その方たちのお手伝いが少しでもできればと考える。

(ちなみにG-netの営業範囲は岐阜県、愛知県西部、三重県は桑名、四日市だそうだ。三重県では百五銀行が案内している)
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。