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大門商店街





以前にも書いたことがあるが、私は子どもの頃、もう今から40年以上前、大門商店街のすぐ側ににあった習字教室に通っていたので、「だいたて商店街」の全ての店を諳んじることができた。

もちろん今は忘れてしまったし、その後、店の入れ替わりもあった。

久しぶりに大門商店街に行くと空き店舗も多く、当時の面影は“アーケード”ぐらいしか残っていない。

写真の場所には宝屋さんという家具屋さんがあった。私が小学生になる時ここで学習机を買ってもらった“苦い”記憶がある。なぜ、苦いかというと、父親と喧嘩したからである。私はその頃流行りだったスチール製でいろいろ飾りがついた机が欲しかったのに対して、父親は木製で全く飾りが付いていないものを選んだ。大人の選択であるし、最近の風潮をみれば父親の考え方は間違いなかったのだが、6歳の私は納得できるわけがない。私は木の机が恥ずかしくて、長い間、友だちを家に連れてくることをしなかったし、その後の趣味嗜好にも影を落としている。

閑話休題、そんな古い話はどうでもよい。以下の話もどうでもよいかもしれないが、大門商店街のアーケード部分に各店舗名の看板が吊るされている。何年前に作られたのかはわからないが、空き店舗になっているところの看板もそのまま残されている。つまり、ある時期の店舗構成を正確に知ることができる。(店舗名で何屋さんだったかわかる人は相当の“通”であると思うが。)

ランドセルを買ってもらったのも、中学入学時に買った時計、大学進学時に買ったメガネなどなど節目節目にお世話になった「だいたて商店街」である。復活は難しいし、現状ではそれを望む人も多くないと思うが、県都しては応接間がないような「街」でよいのかという気はする。一番の繁華街が郊外型というのはいかがなものか?
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