『五木寛之の金沢さんぽ』 [金沢エレジーもしくはプレイバック]
今年は北陸新幹線が開通し、金沢はこのゴールデンウィークも大賑わいのことだろう。
私は大学生活を金沢で暮らした関係で、金沢を勝手に第二の故郷と決めている。50年を超える人生のわずか4年にしかすぎないのに、私の心の中に占める金沢の町のインパクトはひょっとすると三重よりも大きいかもしれない。
閑話休題、五木寛之氏は私が大好きな作家さんである。その理由は五木さんが書く金沢物は、小説もエッセイも実にしっくりくるからだ。(もちろん、他の作品もいい。)
五木さんも金沢に住まれたご経験がある。よそ者として金沢に対する視点が的確で、それを完璧に文章で表現される。
「私が言いたいことはこういうことなんだ。さすが!五木さんよく書いてくれた。」
五木さんの金沢物を読むと、いつもそう思う。
連休中に掲題のエッセイを読み終えた。今日あたり金沢まで行こうかしらと思ったが、やめておいた。なんとなく家人に言いだすのが照れ臭かったからである。(家人は同じところに何度も行くのが嫌いだ。)
写真を見ていただきたい。向かって右側が裏表紙で、タイトルが小さめの文字でしっとりと記されている。いかにも金沢らしいと感じる。やっぱり、五木さんはよくわかってみえるなぁ。
2015-05-05 13:23
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