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『大都会 ー闘いの日々ー』




みなさま、台風はいかがでしたでしょうか? ご無事であったことをお祈りしています。


閑話休題、写真は最近DVDで見た昔のテレビ番組『大都会ー闘いの日々ー』である。


『大都会』パート2・3やそれに続く『西部警察』はド派手なアクションが売り物であったが、その原点とも言える『大都会ー闘いの日々』はアクションシーンはほとんどない社会派ドラマである。


それはそれで私の記憶に残っている。

とにかく渋いのだ。


もう一度見たい作品を探した。果たしてそれは第5巻に収録されていた。その作品、「少年」は脚本が倉本聰だった。いい話のはずである。中学生だった当時、脚本家の名前もタイトルも覚えていない。


この「少年」という話自体はまだ刑事ドラマの感じがするが、同じDVDにあった「週末」は、すでに刑事ドラマの域を越えているのである。ある意味味わい深いが、『太陽にほえろ』的なものを求める視聴者からはうけなかったであろうと推測する。


ウィキペディア等で調べることなく、本稿を書いていることをお断りしておく。つまり、独断と偏見であり、あるいは逆に周知の事実かもしれない。


制作の石原プロとしては、『太陽にほえろ』と違うテイストにしたくて、このような渋く、男くさいドラマに仕上げたのではなかろうか?だとすると、大衆受けという意味においてその狙いはややハズレた気がする。そして、その反省を活かして『大都会』パート2をつくって大当たりし、以後、西部警察シリーズへと怒涛の進撃をしていく。


閑話休題、当たり前だが、出演者の石原裕次郎や渡哲也など皆んな若くて、誰もがカッコいい。


特筆すべきは仁科明子(当時)。大島優子を更にかわいくした感じと言えなくもないが、もっといい。可憐で瑞々しい存在で光っている。オープニング前半の映像はまるで仁科明子のプロモーションビデオのようなつくりであることに驚く方も多いだろう。


とにかく一度見てやっておくんない。高度成長期が終わった日本の哀愁をそこに見ることになるだろう。
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