SSブログ

冷やし中華 [たべること]




そろそろ冷やし中華が店頭から消えるころである。夏の風物詩が少しずつなくなり、かわって秋冬物が入ってくる頃。たとえば「おでん はじめました」とか。


このお店の冷やし中華もお彼岸までということだったので、昨日、今夏最後になるであろうと思い、食べてきた。振り返れば、このお店では冬は味噌ラーメンばかり食べていたことを思い出す。


単身赴任生活も1年8か月を過ぎた。来年の夏はこの町にいないだろう。そうか、これはもしかするとこの冷やし中華の食べ納めだったのかもしれない。


わたしはいろんな町をこれまですり抜けて生きてきた。唯一、生まれた町にはとどまっている。多くの人がそうやって生きるのだろう。中には故郷しか知らないという方もみえるかもしれないが、稀であろう。


食いしん坊のわたしは、町に根ざした食堂の味、雰囲気を愛する。過去親しんだ店を何かの機会に訪れることもあるが、多くの場合、やめた方がよかったと後悔する。思い出は思い出のままの方がいいのだろう。


日々の生活を大切にすると同時に、前を見ていたいと思う。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。