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津本陽さん





先日、津本陽さんが亡くなった。

私が津本さんを知ったのは『下天は夢か』から。

名古屋弁を話す信長や古文書を引用し、史実に迫る手法はとても新鮮だった。


津本さんに失礼な言い方かもしれないが、司馬遼太郎さんの後に出てきた歴史作家として、また書き尽くされた感がある織田信長を取り上げる作家として、先人と差別化を図るには並大抵の苦労ではなかったかと推測する。

私は、津本さんの【業師】のような文体を好む。

写真の『戦国業師列伝』は津本氏ならではの著作であろう。


津本陽さんのご冥福を心からお祈り申し上げる。



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