『男はつらいよ』 [キネマのブルース]
今年はたくさんの映画を観ました。
といっても主に「午前10時の映画祭」ですので往年の名画が多かったのです。
そのせいか心底良かったという映画には今年は巡り合えませんでした。(過去に観た映画は含めないので。)
閑話休題、今年最後に観た映画はこれです。
『男はつらいよ』
待ってました! 寅さん!!
というような雰囲気ではなかったですね。
この映画、リアルタイムで全作を観てきたような方にはたまらない作品だと思います。
うまくストーリーに織り込んで懐かしい映像がたくさん出てきます。
古い映像の役者さんはみんな若くて美しいです。
昔、村上龍さんが「若いときが一番。年をとったらおしまいだ」みたいなことを以前おっしゃってましたが、この映画を見ているとそんな気がしてきます。
それは登場人物が年をとったというのではなく、日本の社会が年をとったということです。
寅さんが活躍した昭和の日本は若いです。お年寄りの登場人物もなんだか若いです。
寅さんが生きていたら令和の現代を見てなんと言うでしょうか?
さて、今年も残りわずかとなりました。
この拙いブログをお読みいただき誠にありがとうございます。
来年もよろしくお願い申し上げます。(拝)
2019-12-31 20:31
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